深淵なる宇宙SFの新たな金字塔『KRAKEN MARE』の世界へようこそ
日本の漫画界、特にSFというジャンルに、新たな歴史を刻むであろう一作が登場しました。その名は『KRAKEN MARE(クラーケン・マーレ)』。講談社の青年漫画誌「月刊アフタヌーン」で連載が開始された本作は、ただの新作漫画という言葉では到底収まりきらない、巨大な熱量と野心を秘めています。
何がそれほどまでに特別なのでしょうか。それは、この作品がフランス人の原作者とイタリア人の漫画家という、国際的なクリエイタータッグによって生み出された、日本の「MANGA」への深い愛と挑戦の結晶だからです。原作者のIZU氏は、かつて90年代のパリで出会った『AKIRA』や『銃夢』といった日本のSF漫画に人生を変えられ、「いつか日本でSF漫画を創る」という夢を長年抱き続けてきました。その夢が、ついに『KRAKEN MARE』として結実したのです。
物語の舞台は、原初の怪物「クラーケン」によって人類文明がほぼ壊滅した、遠い未来。残された人々が、神のごとく崇められるようになった怪物と、その恩恵である希少資源を巡って争う、壮大なスペースオペラが繰り広げられます。
ヨーロッパのコミック(バンド・デシネ)が持つ緻密な世界観の構築力と、日本の漫画が誇るダイナミックなアクションやキャラクターの感情描写。この二つの潮流が融合した時、一体どのような化学反応が起きるのか。『KRAKEN MARE』は、その答えを私たちに示してくれます。この記事では、そんな規格外のSF大作の魅力を、あらすじからキャラクター、そして作品の背景に至るまで、徹底的に解き明かしていきます。さあ、あなたもこの深淵なる宇宙の物語へ、一緒に旅立ちましょう。
一目でわかる『KRAKEN MARE』の基本情報
物語の深淵に飛び込む前に、まずは『KRAKEN MARE』を創り上げたクリエイター陣と、作品の基本的な情報を確認しておきましょう。以下の表は、この壮大な物語を理解するための羅針盤となるはずです。
特筆すべきは、クレジットに「翻訳」担当者が明記されている点です。これは、フランス人であるIZU氏が執筆した原作の脚本を、日本の読者と作画担当のHagane氏のために翻訳する工程があったことを示唆しています。単に海外の作品を日本語版にするのではなく、企画段階から日本の市場で発表することを前提とした、真に国際的な制作体制が敷かれていることが伺える、興味深いポイントです。
| 項目 | 内容 |
| 作品名 | KRAKEN MARE (クラーケン・マーレ) |
| 原作 | IZU (イズ) |
| 漫画 | Hagane (鋼) |
| 翻訳 | 原正人 (Masato Hara) |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
| ジャンル | SF, 冒険, スペースオペラ |
神か怪物か―文明崩壊後の世界で紡がれる壮大な物語
『KRAKEN MARE』の物語は、人類が犯した一つの過ちから始まります。かつて人類は、貴重なエネルギー源「ブラックエーテル」を求め、ブラックホールの深淵に手を伸ばしました。しかし、それは禁断の扉を開ける行為でした。ブラックホールに眠っていた原初の怪物「クラーケン」を呼び覚ましてしまったのです。
クラーケンの圧倒的な力の前に、人類の文明は為すすべもなく崩壊。ほとんどの人間が消え去り、世界は壊滅的な打撃を受けました。
そして、約千年の時が流れた現在。かつて人類を滅ぼしたクラーケンは、今や人類の残骸の上に君臨する巨大な教会組織「エクレシア」によって、侵すべからざる「神」として崇め奉られていました。エクレシアはクラーケンへの信仰を盾に、残された人々を強権的に支配しています。
しかし、その支配に屈しない者たちもいました。「腐肉漁り(スカベンジャー)」と呼ばれる、命知らずの密輸商人たちです。彼らはエクレシアの教えを無視し、莫大な利益のために危険を冒して、クラーケンの領域であるブラックホール付近でブラックエーテルの採掘を続けています。
物語は、パゼ船長率いる一隻のスカベンジャー船「パルサー号」が、火星の海賊団「レッドサンド」からの依頼を受け、極めて危険な宙域での採掘に挑むところから幕を開けます。クルーたちが高揚と緊張の中で任務に臨む中、船には一人の新入りがいました。無邪気な料理人として乗り込んできた少女「エデン」です。
しかし、彼女の純真な笑顔の裏には、重大な秘密が隠されていました。エデンの真の姿は、エクレシアから送り込まれた工作員「オリアレ」。彼女は「粒子隠秘術師(アトマンサー)」と呼ばれる特殊な能力を持つ、教会のスパイだったのです。パルサー号の動向を探るという密命を帯びた彼女でしたが、事態は予期せぬ方向へ進みます。パルサー号がブラックホールの深淵でついに神なる怪物クラーケンに感知されてしまった時、オリアレは絶体絶命の船を救うため、その正体と恐るべき力を明かさざるを得なくなるのです。
本作の根底に流れるのは、単なる善悪の二元論では割り切れない、深いテーマ性です。人類を滅ぼした怪物を「神」として崇め、秩序を維持しようとするエクレシア。そして、かつて世界を破滅させた原因ともいえるエネルギーを再び追い求め、危険な進歩の道を突き進むスカベンジャー。この構図は、圧倒的な力や理解不能な存在を前にした時、人類はどのように振る舞うのかという普遍的な問いを投げかけます。恐怖からそれにひれ伏し信仰の対象とするのか、それともリスクを承知でそれを解明し利用しようとするのか。『KRAKEN MARE』は、科学と宗教、進歩と停滞という壮大なテーマを、手に汗握るSFアクションの中に巧みに織り込んでいるのです。
読者を虜にする『KRAKEN MARE』の圧倒的魅力
『KRAKEN MARE』が多くの漫画ファン、特にSF好きの心を掴んで離さない理由は、その多層的な魅力にあります。ここでは、本作を構成する4つの大きな魅力について、深く掘り下げていきましょう。
フランス×イタリアの才能が描く、日本SF漫画への愛と挑戦
本作の最大の魅力であり、その独自性を決定づけているのが、フランス人の原作者IZU氏とイタリア人の漫画家Hagane氏という国際的なクリエイター陣です。特に原作者IZU氏の日本漫画、とりわけSF作品への情熱は計り知れません。彼は90年代にパリで日本の漫画と出会い、『AKIRA』や『銃夢』、士郎正宗作品といった金字塔に触れたことで、「世界の見方、作り方、物語への思い」のすべてが変わったと語っています。
その深い愛情は、本作『KRAKEN MARE』の随所に惜しみなく注がれています。文明崩壊後の退廃的な世界、巨大な建造物がそびえ立つビジュアル、そして過酷な運命に翻弄されながらも戦う英雄たちの姿は、まさに彼が愛した日本のSF黄金期の作品群へのリスペクトに満ちています。これは単なる模倣ではありません。日本のSF漫画の文法を完全に理解し、血肉とした上で、自分たちの新たな物語として再構築しようという、愛ある挑戦なのです。この背景を知るだけで、往年のSFファンは本作が信頼できるクオリティを持つことを確信するでしょう。
緻密に構築された、神話と科学が融合する世界観
『KRAKEN MARE』の世界は、ただの宇宙活劇に留まらない、非常に緻密で思索的な設定に支えられています。その最大の特徴は、「神話」と「科学」という、本来相反するはずの要素が見事に融合している点です。
物語の根幹を成す「クラーケン」は、ブラックホールという極めて科学的な領域から現れた「原初の怪物」です。この科学的脅威が、千年後には宗教組織「エクレシア」によって「神」として崇められているという設定は、非常にユニークです。これは、アーサー・C・クラークの法則「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」を地で行く世界観と言えるでしょう。
さらに、ヒロインが使う「粒子隠秘術師(アトマンサー)」という能力名も象徴的です。「粒子(アトム)」という科学的な単語と、「隠秘術師(オカルティスト)」という神秘的な単語を組み合わせたこのネーミングは、本作の世界観そのものを表しています。おそらく彼女の力は、我々の理解を超えた高度な物理法則の応用なのでしょう。このように、科学のフロンティアと神話的な畏怖が交差する世界観が、物語に圧倒的な深みと奥行きを与えています。
料理人と工作員―二つの顔を持つ謎多きヒロイン
壮大な物語の中心にいるのは、エデン、またの名をオリアレという、二つの顔を持つ謎多きヒロインです。彼女は普段、スカベンジャー船「パルサー号」で仲間たちのために食事を作る「無邪気な料理人」として振る舞っています。料理という行為は、共同体を育み、命を繋ぐ、慈愛に満ちたものです。
しかし、その仮面の下には、教会(エクレシア)の教義に忠誠を誓う冷徹な「工作員」としての顔が隠されています。彼女は「ワイルドなパワーと狡猾なスパイクラフト」を併せ持つとされており、その目的はあくまでも教会のための諜報活動です。
この極端な二面性は、物語の強力な牽引力となります。料理人としてスカベンジャーたちと絆を深めるうちに、彼女の中で教会の教えに対する疑念は生まれないのか。仲間を救うために力を解放することは、彼女の任務にとって何を意味するのか。エデンの内面で繰り広げられるであろう葛藤は、読者に強烈なサスペンスと深い共感を呼び起こすに違いありません。彼女の選択一つ一つが、この世界の運命を左右していくのです。
圧巻の画力で描かれるスペースオペラと激しいアクション
この複雑で壮大な物語を、圧倒的な説得力をもって描き出しているのが、イタリアのベテラン漫画家Hagane氏の画力です。原作者IZU氏が「壮大なスケールのスペースオペラ」「ブラックホールのように暗くて壮絶な宇宙」と表現する世界観は、Hagane氏のペンによって見事に具現化されています。
その作風は、どこか退廃的で物悲しい「崩壊と黄昏の世界」を描き出すことに長けているように見受けられます。これは、映画『エイリアン』や『ブレードランナー』に代表される「使い古された未来(Used Future)」の美学に通じるもので、ピカピカのユートピアではない、リアルで生活感のあるSF世界を構築しています。イタリアの有名シリーズ『Nathan Never』など、様々な国でコミックを描いてきたHagane氏の経験が、宇宙船の緻密なメカニック描写から、広大で静寂な宇宙空間、そしてキャラクターたちが入り乱れる激しいアクションシーンまで、あらゆる場面に深みとリアリティを与えています。ページをめくるたびに、読者はその世界に没入していく感覚を味わうことができるでしょう。
心に刻まれる名場面と名言
『KRAKEN MARE』は、読者の記憶に深く刻まれるであろう、印象的なシーンに満ちています。ここでは、物語序盤の特に注目すべき見どころをいくつかご紹介します。
絶望と希望が交差するブラックホールでの採掘シーン
物語の主要な舞台となる、ブラックホール近傍での「ブラックエーテル」採掘シーンは、本作の緊張感を象徴しています。一攫千金の夢(希望)と、神なる怪物クラーケンにいつ飲み込まれるかわからない死の恐怖(絶望)が常に隣り合わせにある極限状況。重力に歪む空間、静寂を切り裂く採掘機の駆動音、そしてクルーたちの顔に浮かぶ汗。Hagane氏の卓越した画力が、この息詰まるような空間をリアルに描き出し、読者はまるでパルサー号の乗組員の一員になったかのような臨場感を味わうことになるでしょう。
エデンの正体が垣間見える瞬間
物語の大きな転換点となるのが、エデンがその正体と能力を明かさざるを得なくなる瞬間です。パルサー号がクラーケンに発見され、絶対的な危機に陥った時、彼女は選択を迫られます。スパイとしての任務を優先し仲間を見捨てるのか、それとも正体を明かして彼らを救うのか。無邪気な料理人の仮面が剥がれ落ち、粒子を操る「アトマンサー」としての真の姿を現すそのシーンは、圧巻の一言に違いありません。彼女の決断が、仲間たちとの関係、そして物語全体を大きく揺り動かす、まさにカタルシスに満ちた名場面となるはずです。
パゼ船長の信念が光る言葉
具体的なセリフはまだ明かされていませんが、スカベンジャー船パルサー号を率いるパゼ船長の言動は、本作のテーマを代弁する重要な役割を担うでしょう。彼は、クラーケンを神と崇め、恐怖による支配を敷くエクレシアに反旗を翻す、自由と探求心の象徴です。絶望的な状況下でクルーを鼓舞する言葉、教会の欺瞞を突く鋭いセリフなど、彼の口から発せられるであろう言葉の数々は、この過酷な世界で生きる意味を読者に問いかけ、深く心に響く名言となるに違いありません。
物語を彩る個性豊かな登場人物たち
壮大な世界観の中で躍動する、魅力的なキャラクターたち。ここでは物語の中心となる人物を、キャッチコピーと共に紹介します。
エデン (オリアレ):無邪気な料理人を装う、教会の工作員
本作の主人公。スカベンジャー船「パルサー号」に料理人として乗り込む、天真爛漫な少女。しかしその正体は、世界を支配する教会「エクレシア」から派遣された工作員「オリアレ」であり、「粒子隠秘術師(アトマンサー)」という恐るべき力を持つ。彼女の内に秘めたる忠誠心と、スカベンジャーたちとの間で芽生えるであろう絆との間で、彼女の心は大きく揺れ動きます。
パゼ船長:腐肉漁り船パルサー号を率いる勇敢なリーダー
「腐肉漁り(スカベンジャー)」として知られる密輸商人たちの船、パルサー号の船長。教会の支配を良しとせず、危険を顧みずにブラックエーテルの採掘に挑む、勇敢でカリスマ性のあるリーダーです。彼の不屈の精神は、絶望的な世界における人類の可能性を象徴する存在と言えるでしょう。
もっと知りたい!『KRAKEN MARE』深掘りQ&A
ここまで読んで、『KRAKEN MARE』についてさらに知りたくなった方も多いのではないでしょうか。ここでは、読者の皆さんが抱くであろう疑問に、Q&A形式でお答えしていきます。
Q1: この漫画に原作はありますか?
いいえ、『KRAKEN MARE』は小説やゲームなどを原作としたコミカライズ作品ではなく、完全にオリジナルの漫画作品です。クレジットに「原作」として名を連ねるIZU氏が、この漫画のために一から物語を構想しました。彼が長年温めてきた「日本のSF漫画を創る」という夢が、この作品で現実のものとなったのです。つまり、私たちは誰も見たことのない、全く新しい物語の始まりに立ち会っているということになります。
Q2: どんな人におすすめの漫画ですか?
まず第一に、壮大なスケールのSF、スペースオペラ、そして文明崩壊後の世界を描くポストアポカリプスものが好きな方には、間違いなくおすすめです。さらに、原作者のIZU氏が影響を受けたと公言している作品のファンであれば、より深く楽しめるでしょう。具体的には、『AKIRA』の持つ圧倒的な世界観とスケール、『銃夢』や『攻殻機動隊』に見られるサイバーパンクな要素と哲学的な問いかけ、そして『BLAME!』が描き出す巨大建造物と退廃的な美学。これらの作品に心を震わせた経験がある方なら、『KRAKEN MARE』は新たな「お気に入り」になる可能性が非常に高いです。
Q3: 原作者と漫画家はどんな人ですか?過去の作品も教えて下さい。
本作を創り上げた二人の才能あふれるクリエイターについて、詳しくご紹介します。
- 原作:IZU (イズ) 氏本名はGuillaume Dorison(ギヨーム・ドリソン)。フランス出身の多才なクリエイターで、バンド・デシネ(フランスのコミック)や漫画の原作者、編集者、映像作家として幅広く活躍しています。これまでにフランスとアメリカで20作品以上を出版しており、その中には『Omega Complex』といった作品も含まれます。
- 漫画:Hagane (鋼) 氏本名はMassimo Dall’Oglio(マッシモ・ダッローリオ)。イタリア出身のベテラン漫画家です。イタリアで人気のSFコミックシリーズ『Nathan Never』の作画を手がけた経験もあり、その実力は折り紙付きです。イタリア、フランス、アメリカと、国境を越えて活躍してきました。驚くべきことに、IZU氏とは20年来の盟友であり、長年の共同作業で培われた深い信頼関係とクリエイティブなシナジーが、本作のクオリティを支えています。
Q4: タイトルの「クラーケン・マーレ」にはどんな意味があるのですか?
このタイトルには、非常に興味深い二重の意味が込められています。一つは、物語に登場する伝説的な「海の怪物クラーケン」を指しています。そしてもう一つは、驚くべきことに、実在する天文学の用語なのです。
「クラーケン・マーレ(Kraken Mare)」とは、土星最大の衛星「タイタン」の表面に存在する、既知の中で最大の「液体の海」の正式名称です。この海は地球の海とは違い、液体メタンやエタンで満たされています。「マーレ(Mare)」はラテン語で「海」を意味する言葉です。つまり、本作のタイトルは、物語の中の神話的な怪物と、現実の宇宙科学のフロンティアを結びつける、知的な遊び心に満ちたネーミングなのです。この事実を知ると、物語がより一層リアルで壮大なものに感じられます。
Q5: 他のゲームや作品に出てくる「クラーケン・マーレ」とは関係がありますか?
「クラーケン・マーレ」という印象的な名前は、天文学上の実在する地名であるため、他の創作物でも使用されることがあります。しかし、漫画『KRAKEN MARE』は、それらの作品とは一切関係のない、独立したオリジナル作品です。
特に有名なのは、人気ビデオゲーム『Destiny 2』に登場するロケーションとしての「クラーケン・マーレ」ですが、世界観や物語に繋がりはありません。また、同名のSFホラー小説や短編映画も存在しますが、これらも全く別のクリエイターによる無関係の作品です。混同しないようにご注意ください。本作は、IZU氏とHagane氏が創り出す、唯一無二の物語です。
新たなるSF叙事詩の幕開けを目撃せよ
ここまで漫画『KRAKEN MARE』の魅力について語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
日本のSF漫画への深い愛とリスペクトを胸に、フランスとイタリアの才能が挑む、前代未聞の国際プロジェクト。科学と神話が交錯する、緻密に構築された深遠な世界観。料理人と工作員という二つの顔を持つ、謎多きヒロインが紡ぐサスペンスフルなドラマ。そして、ベテラン漫画家の圧巻の画力で描かれる、壮大なスペースオペラ。
『KRAKEN MARE』は、これらすべての要素が高次元で融合した、まさに「本格冒険SF」の名にふさわしい作品です。それは、かつて私たちがSF漫画に胸を躍らせた、あの頃の興奮を思い出させてくれると同時に、まだ誰も見たことのない新しい物語の風景を見せてくれます。
幸いなことに、多くの電子書籍ストアや漫画アプリでは、物語の導入部である第1話を無料で読むことができます。百聞は一見に如かず。まずはその手で、その目で、この壮大な物語の扉を開けてみてください。
きっとあなたも、このブラックホールのように深く、そして壮絶な宇宙の物語に引きずり込まれるはずです。新たなるSF叙事詩の幕開けを、ぜひその目撃者となってください。


