ドロドロな恋愛漫画の魅力は、恋の輝かしい部分ではなく、嫉妬、執着、裏切りといった人間の激情が生み出す、暗く甘美なドラマにあります。
愛情と憎しみが絡み合う、出口のない三角関係や不倫。理性では止められない感情に溺れ、登場人物たちが破滅していく様に、読者は目が離せなくなります。
「見てはいけない」と思わせる背徳感と、次に何が起こるか分からないジェットコースターのような展開。その強烈な中毒性が、読者を物語の虜にするのです。
恋愛の理想ではなく、抗いがたい人間の「業」を描く。その危険で刺激的な魅力こそが、このジャンルの神髄でしょう。
