ポストアポカリプス漫画の魅力は、文明が崩壊した後の世界で、「それでも人はどう生きるか」という根源的な問いを、静かに、そして力強く描く点にあります。
見慣れた街が自然に還っていく廃墟の美しさ。そして、社会のしがらみから解放された、絶対的な自由と孤独。その終末的な世界観が、読者を惹きつけます。
しかし物語の核は、単なるサバイバルではなく、失われたものの中に新たな希望を見出し、人間性を信じて再生しようとする人々の姿です。
終末の世界を通して、私たちが生きる日常の尊さを逆説的に示す。それがこのジャンルの持つ、物悲しくも美しい魅力でしょう。
