想像の斜め上を行く出会い『忍ばれさん』のシュールな世界へようこそ
もし、あなたのワキから突然、8歳のくノ一(女の子の忍者)が現れたらどうしますか?
多くの方が「何を言っているんだ」と思われるかもしれません。ですが、そんな想像の斜め上を行く出会いを、大真面目に描いた4コマギャグ漫画があります。それが、今回ご紹介する『忍ばれさん』です。
物語の主人公は、人見知りが激しく、仕事の要領もべらぼうに悪い篠原さん。そんな彼女を救うため、文字通り彼女の「ワキ」から現れたのが、小さな忍者「いんな」でした。
この記事では、この「異色すぎるバディ」が織りなす、シュールで脱力系の笑いが詰まった『忍ばれさん』の魅力を、余すところなくご紹介します。
1分でわかる『忍ばれさん』基本情報の早見表
まずは、本作の基本的な情報を表でご紹介します。気になった方がすぐに検索できるよう、著者名や掲載サイトをまとめました。
| 項目 | 内容 |
| 作品名 | 忍ばれさん |
| 著者 | ミキメミ |
| ジャンル | 4コマ, ギャグ, シュールコメディ |
| 出版社 | ヒーローズ (ヒーローズコミックス) |
| 掲載サイト | コミプレ (ヒーローズ・ふらっと) |
「ワキ」から始まる異色バディ?『忍ばれさん』の作品概要
本作の舞台は、私達の日常にもある「ホームセンター」です。
主人公の「篠原さん」は、漫画家を目指しながら、このホームセンターでアルバイトをしています。しかし、彼女は極度の人見知りで、「接客も苦手」。おまけに「仕事の要領もべらぼうに悪い」という、社会人としてなかなか厳しい状況に置かれています。
そんな彼女のダメダメな日常。ついにピンチが訪れたその時、彼女を「救うため」に現れた存在がいました。
それが、わずか8歳のくノ一「いんな」です。
そして、最大の問題は、いんなが「ワキから現れた」ことでした。
『忍ばれさん』は、忍者にワキに忍ばれながら(!)日常生活を送ることになった篠原さんの、脱力したシュールな日常を描く、「異色バディ4コマギャグ」なのです。
ポンコツな日常と、時々、忍術。『忍ばれさん』のあらすじ
物語は、主人公・篠原さんがホームセンターで働く、いつもの(ポンコツな)一日から始まります。
漫画家志望とはいえ、現実はアルバイト。しかし、そのアルバイトですら、人見知りが災いして接客はしどろもどろ。仕事の要領も悪く、空回りばかりしています。
お客様に声をかけられて固まってしまったり、仕事でミスを連発したり…。
「もうダメだ…」と彼女が追い詰められたその瞬間、彼女のワキから「篠原殿!」と小さな声が。なんとそこには、8歳のくノ一「いんな」が潜んでいたのです。
いんなは、篠原さんを「救う」ために忍術を使おうとしますが、そもそもワキから現れる忍者の存在自体がシュールすぎます。助けになるどころか、事態はさらに混乱。
こうして、仕事ができない残念な社会人・篠原さんと、彼女のワキにどういうわけか住み着いている(?)生真面目な忍者・いんなの、奇妙すぎる共同生活が幕を開けるのです。
なぜかクセになる!本作のユニークな魅力と特徴
一度読んだら忘れられない、本作の独特な魅力や特徴を3つのポイントで解説します。
魅力①:シュールすぎる「ワキからくノ一」という唯一無二の設定
本作の面白さを語る上で、「ワキ」という設定は外せません。
なぜ「頭」でも「背中」でもなく、「ワキ」だったのか。その理由は本編を読んでいただくとして、この「ワキ」という、隠れるには絶妙な、しかしあまりにもピンポイントすぎる場所を選んだ着眼点が、本作のシュールさを決定づけています。
この突飛すぎる設定を、登場人物たちが(ある程度)大真面目に受け入れて進んでいく日常こそが、本作の笑いの源泉となっています。
魅力②:主人公・篠原さんの「残念かわいい」ポンコツっぷり
もう一つの魅力は、主人公・篠原さんの愛すべき「ポンコツ」さです。
彼女は単なる「人見知り」だけでなく、「仕事の要領もべらぼうに悪い」と明記されるほどのダメっぷり。この残念さが非常にリアル(?)で、読者は「頑張れ」と応援したくなりつつも、「そこまで!?」と笑ってしまいます。
いんなが「救う」対象として現れるだけの「隙」が、篠原さんには満ちあふれています。この二人が揃って初めて成立する、共依存的(?)なバディ関係こそが、本作の魅力です。
h3 魅力③:「脱力系4コマ」が生み出す独特のテンポと笑い
本作は「脱力シュール4コマ」と銘打たれている通り、テンションの高いツッコミや派手なギャグで笑わせるタイプではありません。
日常の風景の中で、篠原さんのダメっぷりと、いんなのズレた生真面目さが交錯し、読者の「(フフッ…)」という静かな、しかし確実な笑いを誘います。
「ゆるめの4コマギャグ漫画で気軽に笑いたい」という、まさに現代の私達のニーズに応えてくれる、優しい(?)笑いがここにあります。日々の疲れを、このシュールな笑いで癒やされたい方にぴったりです。
必見!『忍ばれさん』の輝く(?)名場面と名言
漫画の具体的なシーンを想像していただくために、本作の見どころをピックアップしてご紹介します。
見どころ:衝撃のファーストコンタクトと「ワキ」の描写
なんといっても最大の見どころは、いんなが初めて篠原さんのワキから「現れる」シーンです。
「ワキから始まる」という前代未聞の出会いにパニックになる篠原さんと、対照的に生真面目な態度のいんな。この温度差と、物理的な「ワキ」の描写が、本作の方向性を読者に強烈に印象付けます。このシーンは、単なる一発ギャグではなく、二人の関係性の始まりを告げる重要な場面です。
名場面:ホームセンターの日常業務 vs 忍術
篠原さんが働く「ホームセンター」という、非常に平凡な舞台。そこで繰り広げられる「日常業務」と、いんなが繰り出す「忍術」のミスマッチが、本作のシュールな笑いを生み出す名場面です。
例えば、篠原さんが苦手な「接客」で固まっていると、ワキからいんなが「(小声で)お客様でござる!」と囁く。あるいは、高い場所の商品を取るために、こっそり忍術を使おうとする(そして、だいたい失敗するか騒ぎになる)。このギャップがたまりません。
名言:「篠原殿、お助け致す!」
(※これは本編のセリフをイメージしたものです)
8歳の少女が、古風な武士言葉で、篠原さんを「救う」ために発するであろう、生真面目なセリフ。
このセリフが、まさか「ワキ」から発せられているという事実。このギャップこそが、本作のトーンを象徴する「声に出して読みたい」名言と言えるでしょう。
個性派バディをご紹介!主要キャラクター
本作のシュールな日常を動かす、二人の主人公をご紹介します。
篠原さん(しのはらさん):人見知りが激しすぎる、ワキに忍者を飼う漫画家志望
漫画家を目指しながら、ホームセンターでアルバイトとして働く女性。性格は「人見知りが激しく接客も苦手」で、「仕事の要領もべらぼうに悪い」ポンコツな主人公です。彼女のワキが、なぜかいんなの住処(?)となっています。
いんな:篠原さんのワキから現れる、生真面目な8歳のくノ一
篠原さんを「救うため」に、彼女の「ワキから現れた」謎多きくノ一。8歳です。非常に生真面目な性格で、篠原さんを「殿」と呼んでサポートしようとしますが、8歳らしいズレた感覚と忍術が、新たな騒動を巻き起こすトリックスターでもあります。
これであなたも『忍ばれさん』博士?深掘りQ&A
読者の皆様が「もっと知りたい」と思うであろう点を、Q&A形式でまとめました。
Q1: この漫画に原作の小説やラノベはありますか?
いいえ、ありません。本作はミキメミ先生によるオリジナルの漫画作品です。
一部の検索では、似たようなキーワード(例えば「忍ぶ」や「異世界」)から、『異世界居酒屋「のぶ」』や他の「小説家になろう」系の作品が表示されることがあるかもしれませんが、それらの作品と『忍ばれさん』は一切関係ありません。このシュールな世界観は、ミキメミ先生の完全オリジナルです。
Q2: どんな人にオススメの漫画ですか?
「ゆるめの4コマギャグ漫画で気軽に笑いたい」という方には、まさに最適な作品です。
特に、『ポプテピピック』のようなシュールで不条理なギャグや、『月刊少女野崎くん』のような日常コメディの中にある、独特のズレた笑いが好きな方には、強くオススメできます。
Q3: 作者のミキメミ先生について教えてください
『忍ばれさん』の作者は、ミキメミ先生 (@miki_memi) です。
ミキメミ先生は、X(旧Twitter)などでも精力的に4コマ漫画やイラストを発表されています。『散髪』や『観たら負ける』といった他の作品からもわかるように、日常に潜むシュールな瞬間や、人間の可笑しみを切り取ることを得意とされている作家さんです。『忍ばれさん』は、まさにミキメミ先生の真骨頂が発揮された連載作品と言えます。
Q4: タイトル「忍ばれさん」の由来や意味は?
これは編集部による考察ですが、このタイトルは主人公の「篠原さん」を指す、非常に巧妙なダブルミーニング(二重の意味)になっていると考えられます。
- 【受動態としての意味】いんな(忍者)に「忍ばれている」人。文字通り、ワキに忍者を潜ませている篠原さんの状態を表しています。
- 【耐え忍ぶ人としての意味】篠原さんは「人見知り」で「仕事ができない」という辛い日常を「耐え忍んで」います。さらに、ワキに忍者がいるという新たな試練(?)も「耐え忍ぶ」ことになります。
つまり「忍ばれさん」とは、【物理的に忍ばれ】、【精神的にも耐え忍ぶ】主人公・篠原さんそのものを表す、秀逸なニックネームであると推察できます。
Q5: 4コマ漫画ですが、ストーリーはありますか?
はい、単なる一話完結のギャグだけではありません。
本作は「異色バディ4コマギャグ」と紹介されています。基本は4コマでサクサク読めますが、根底には「人見知りで仕事ができない篠原さんを、いんなが救うため」という明確な目的(縦軸)があります。
篠原さんがいかにして成長していくのか(あるいは、しないのか)、そして、いんなとの奇妙な絆がどう深まっていくのか、という「二人の関係性の変化」が、大きな見どころとなるストーリー漫画の側面も持っています。
さいごに:その「ワキ」の先に、最高のシュールギャグが待っている
『忍ばれさん』の魅力、いかがでしたでしょうか。
「ワキから忍者」という衝撃的な設定、主人公・篠原さんの残念かわいいポンコツっぷり、そして全体を包む「脱力シュール」な空気感。そのどれもが、現代社会で少し疲れた私達の心を、優しく(?)ほぐしてくれます。
「何も考えずに笑いたい」「ちょっと変わったコメディが読みたい」
そんな気分の日にこそ、ぜひ手にとっていただきたい作品です。
篠原さんといんな、この奇妙なバディが織りなす、予測不可能な日常をぜひ目撃してください。「コミプレ」や各電子書籍ストアで、まずは試し読みからでも、そのシュールな世界に触れてみてはいかがでしょうか。


