もふもふと薬膳グルメで後宮の謎を解け!
日々の生活にちょっと疲れて、「可愛い動物に癒されたい」「美味しいご飯の描写でお腹を空かせたい」「胸がときめくような物語が読みたい」……そんな風に思うことはありませんか。
もし、それらすべての願いを一度に叶えてくれる作品があるとしたら、読んでみたくはなりませんか。
今回ご紹介する漫画『七十二候ノ国の後宮薬膳医 〜見習い陶仙女ですが、もふもふ達とお妃様の問題を解決します』は、まさにそんな贅沢な願いに応えてくれる作品です。
物語の主人公は、桜桃香(おうとうか)という見習い仙女の女の子。彼女が持つ不思議な力と、人々を幸せにする美味しい「薬膳料理」の腕、そして愛らしい「もふもふ」の相棒たちと共に、きらびやかな後宮に渦巻く謎や問題に立ち向かっていきます。
この記事では、なぜ今この作品が注目されているのか、その魅力を余すところなく徹底的にご紹介します。
『七十二候ノ国の後宮薬膳医』とは?作品の基本情報
まずは、本作がどのような作品なのか、基本的な情報を表でご紹介します。
| 項目 | 内容 |
| 作品名 | 七十二候ノ国の後宮薬膳医 ~見習い陶仙女ですが、もふもふ達とお妃様の問題を解決します~ |
| 漫画 | ハマサキ |
| 原作 | 江本マシメサ |
| キャラクター原案 | きのこ姫 |
| 出版社 | キルタイムコミュニケーション |
| 掲載レーベル | コミックブリーゼ |
| ジャンル | 中華風ロマンスコメディ、グルメ、ファンタジー、もふもふ |
本作は、原作の江本マシメサ先生、漫画のハマサキ先生、キャラクター原案のきのこ姫先生という、盤石の布陣で制作されています。
特に、漫画担当のハマサキ先生と原作担当の江本マシメサ先生のタッグは、同じく「もふもふ」と「グルメ(メシウマ嫁)」をテーマにした人気作『ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました』を生み出した「人気タッグ」として知られています。
「もふもふ×グルメ」というジャンルにおいて、すでに多くの読者を魅了した実績のあるお二人による作品ということで、面白さは折り紙付きと言えるでしょう。
美食と不思議な力で人々を救う、心温まる中華風ロマンスコメディ
本作を一言で表すなら、まさに「もふもふ×グルメの中華風ロマンスコメディ」です。
主人公は、一人前の仙女になるために修行中の「見習い陶仙女」桜桃香(おうとうか)。
彼女が、忠実な「もふもふの相棒」と共に、華やかな後宮に住まうお妃様たちが密かに抱える心身の病や問題を、専門知識に基づいた「美味しいグルメ(薬膳)」の力で鮮やかに解決していく、心温まる物語です。
しかし、物語の始まりは波乱万丈。彼女が後宮で活躍することになったきっかけは、なんと謎の美青年から持ちかけられた「契約結婚」だったのです。
借金持ちの見習い仙女、契約結婚で後宮の薬膳医に!?
読者の心を掴む、ドラマチックな物語の導入(あらすじ)をご紹介します。
主人公の桜桃香(おうとうか)は、一人前の「陶仙女」になるため、人間界で徳を積む修行の真っ最中。
彼女には「陶器の声が聴ける」という不思議な力があります。小さな食堂を営む桃香は、その力を使って、お客さんが使った湯呑みや皿の声から彼らの「体調不良を見抜き」、その人に合った絶品の薬膳料理を振る舞うことで、人助けをして徳を高めていました。
しかし、そんな順調だった彼女の修行に、突然の不幸が襲いかかります。ひょんなことから(原作小説によれば火事で)店を失い、一文無しになったばかりか、莫大な借金まで背負わされてしまうのです。
このピンチは、単にお金がなくて困るというだけではありません。仙女になるためには「百年間、人間界で人を幸せにしながら徳を積む」必要があります。人助けの拠点であった食堂を失い、借金を背負ったことは、彼女の修行そのもの、つまり仙女になるという夢が頓挫する危機を意味していました。
絶体絶命の桃香の前に現れたのは、食堂の常連客だった一人の美しい男性、「陽伊鞘(よういさや)」。彼は「仙女より美しい」と噂されるほどの美貌の持ち主でした。
彼の正体は、後宮に出入りし、妃たちの御用聞きを務める人物。彼は桃香の料理の腕と不思議な力を高く評価しており、彼女の莫大な借金を肩代わりすると申し出ます。
ただし、それには一つの条件がありました。陽伊鞘は、桃香にこう告げるのです。
「俺の、妻になってもらう」と。
こうして桃香は、陽伊鞘との「契約結婚」という形で後宮に入り、後宮付きの薬膳医として、4人のお妃様たちが抱える病や後宮の闇に挑むことになります。
読み始めたら止まらない!本作の核心的魅力
物語のあらすじだけでも魅力的ですが、本作にはさらに読者を惹きつけてやまない「読みどころ」が満載です。
読んだらお腹が空いてくる!本格「薬膳グルメ」描写
本作の大きな柱の一つが、食欲を刺激する「グルメ」要素です。
単に美味しい料理が登場するだけではありません。「妃の病を美味しいグルメで治します!」というキャッチコピーの通り、桃香が作る料理こそが、物語の問題解決の「鍵」そのものなのです。
原作小説の読者レビューでは「中華料理、食養生、薬膳についてよく調べられている」と高く評価されており、漫画版でもその専門的な知識に裏打ちされた料理の数々が、シズル感たっぷりに描かれています。
「料理の描写で食欲掻き立てます」といった感想が寄せられるのも納得です。
原作小説の感想ブログなどによれば、作中には「トロントロンの豚足煮込み」や「香腸(シャンチャン)」といった、具体的で美味しそうな中華料理が登場します。
特に豚足煮込みについては「肌ツルツルはなるよー」とのコメントもあり、コラーゲンたっぷりな美容効果、すなわち「薬膳」としての効果がしっかりと描写されていることがわかります。読むとお腹が空くだけでなく、健康や美容の知識も得られるかもしれません。
主人公の相棒は「もふもふ」たち!可愛すぎる助っ人
本作のもう一つの柱が、愛らしい「もふもふ」の存在です。
主人公の桃香は、「もふもふの相棒と共に」後宮の問題を解決していきます。
しかし、この「もふもふ」たちは、ただ可愛いだけのマスコットキャラクターではありません。彼らは物語、特にロマンスの側面において、重要な役割を担っています。
例えば、コミックス第1巻の単行本限定描き下ろし漫画のタイトルは「金ちゃんとの出会い」であり、「金ちゃん」と呼ばれるもふもふが主要な相棒の一人であることがうかがえます。
さらに興味深いのは、桃香の契約相手である陽伊鞘の言動です。原作小説の感想ブログによれば、彼はとある「ワンちゃん」(犬)のことを、なんと「非常食」と名付けて呼んでいるというのです。
「仙女より美しい」容姿を持ちながら、可愛い犬を「非常食」と呼ぶ。このギャップこそが、彼が単なる心優しいヒーローではない、ミステリアスで少し意地悪な(?)多面性を持っていることを示しています。
この一筋縄ではいかないヒーロー像が、本作のキャッチコピーである「じれ甘ラブ」の「じれったさ」を生み出す要因となっています。もふもふたちは、癒しを提供するだけでなく、キャラクターの魅力を引き出し、ロマンスのスパイスとしても機能しているのです。
「陶器の声が聴ける」ユニークな主人公の設定
主人公・桜桃香の「陶器の声が聴ける力」というユニークな特殊能力も、本作の大きな魅力です。
この力は、食堂時代から「体調不良を見抜く」ための診断ツールとして使われてきました。
舞台が後宮に移ってからも、この力は絶大な効果を発揮します。後宮は、様々な思惑が渦巻き、お妃様たちが本音や体調不良を素直に口に出せない(あるいは、自分自身でも不調の原因に気づいていない)場所です。
そんな中で、彼女たちが日常的に使う「陶器」(湯呑みやお皿など)から、その持ち主の心身の状態を直接聞き出すことができる桃香の能力は、まさに最強の診断スキルと言えます。この力があるからこそ、彼女はただの料理人ではない、特別な「薬膳医」として活躍できるのです。
じれったい恋の行方?謎の美青年との「契約結婚」
後宮を舞台にした物語に、ロマンスは欠かせません。
主人公の桃香と、ヒーロー役の陽伊鞘。二人の関係は、「借金の肩代わり」と「契約結婚」という、恋愛感情ゼロのビジネスライクなものから始まります。
真面目で心優しく、人々を救うために一生懸命な見習い仙女・桃香。
仙女より美しいミステリアスな容姿を持ち、後宮の御用聞きとして暗躍し、時には桃香をからかうような言動も見せる陽伊鞘。
「じれ甘ラブ」と銘打たれている通り、お互いを意識しながらも素直になれない、もどかしくも甘い関係性が、後宮での事件解決と並行してゆっくりと育まれていく様子は、読者の心を掴んで離しません。
物語を彩る魅力的な登場人物たち
本作の物語を動かす、中心的なキャラクターたちをご紹介します。
桜桃香 (おうとうか):借金を背負った心優しき見習い陶仙女
本作の主人公。一人前の陶仙女になるという目標のため、人間界で徳を積む修行中の少女です。真面目で心優しい性格の持ち主。「陶器の声が聴ける力」を使い、薬膳料理で人々を癒します。店を失い莫大な借金を背負うという不運に見舞われますが、陽伊鞘との契約結婚を受け入れ、後宮の薬膳医として妃たちの問題に立ち向かいます。
陽伊鞘 (よういさや):仙女より美しい謎多き御用聞き
本作のヒーロー役。桃香の食堂の常連客だった「仙女より美しい男」で、その正体は後宮妃の御用聞きです。桃香の能力と料理の腕を見込み、彼女の借金を肩代わりする代わりに「契約結婚」を申し込みます。美しくミステリアスな雰囲気をまといつつも、犬を「非常食」と呼ぶなど、掴みどころのない人物です。
もふもふ達 (金ちゃん、ひーちゃん 他):桃香を助ける小さな仲間たち
物語の癒し担当であり、桃香の「相棒」として活躍する動物たちです。単行本の描き下ろし漫画の主役にもなっている「金ちゃん」や、陽伊鞘に「非常食」という不名誉(?)な名前で呼ばれるワンちゃん(原作読者からは「ひーちゃん」と呼ばれているようです)など、個性豊かなもふもふたちが登場します。彼らが桃香の薬膳医としてのお仕事をどう助けるのか、その活躍にも注目です。
もっと知りたい!『七十二候ノ国の後宮薬膳医』深掘りQ&A
本作に興味を持っていただいた方のために、さらに詳しい情報をQ&A形式でお届けします。
Q1: 原作はありますか?
はい、原作となる小説があります。
本作は、江本マシメサ先生による同名の小説『七十二候ノ国の後宮薬膳医―見習い陶仙女ですが、もふもふ達とお妃様の問題を解決します』を基にしたコミカライズ作品です。
小説版は「ポプラ文庫ピュアフル」(ポプラ社)から刊行されています。漫画を読んで続きが気になった方は、小説版をチェックしてみるのもおすすめです。
Q2: どんな人におすすめですか?
以下のようなジャンルや作品がお好きな方には、特におすすめです。
- 『薬屋のひとりごと』のように、後宮を舞台に少女が専門知識(本作では薬膳・グルメ)を駆使して謎や問題を解決していく物語が好きな方。
- とにかく可愛い「もふもふ」な動物が登場する作品に癒されたい方。
- 美味しそうな料理、特に中華料理や薬膳といったテーマの「グルメ漫画」が好きな方。
- 美男美女の「契約結婚」から始まる、もどかしくも甘い「じれ甘」なロマンスコメディが読みたい方。
Q3: 作者のハマサキ先生や江本マシメサ先生の、他の作品も気になります
本作のクリエイター陣は、他にも多くの人気作を手掛けています。
前述の通り、漫画担当のハマサキ先生と原作担当の江本マシメサ先生は、「人気タッグ」として知られ、共通の代表作に『ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました』があります。こちらも「もふもふ」と「グルメ」がテーマですので、本作が気に入った方はきっと楽しめるはずです。
原作の江本マシメサ先生は、Web小説投稿サイト「小説家になろう」でも活躍されており、『婚約者から「第二夫人になって欲しい」と言われ、キレて拳(グーパン)で懲らしめたのちに、王都にある魔法学校に入学した話』など、非常に多くの作品が商業化・コミカライズされている大人気作家です。
また、本作のキャラクター原案を担当されている「きのこ姫」先生は、「きのこのみ」という超人気絵師ユニットの一員で、『ライアー・ライアー』のイラストなども担当されています。
Q4: そもそも「陶仙女(とうせんじょ)」って何ですか?
「陶仙女」は、本作の主人公のオリジナリティあふれる設定です。
桃香は「見習い仙女」ですが、その中でも「陶器」の声を聴く修行を専門とする仙女、それが「陶仙女」です。
彼女の修行の目的は、人間界で100年という長い時間をかけて、人々を幸せにしながら「徳」を積むこと。それによって一人前の仙女として認められるのです。
この「陶器の声を聞く」という特殊能力が、彼女を単なる料理上手な少女ではなく、人の心身の不調を根本から見抜くことができる、特別な「薬膳医」たらしめているのです。
Q5: タイトルの「七十二候(しちじゅうにこう)」にはどんな意味があるのですか?
これは、本作の世界観と「薬膳」というテーマの根幹に関わる、非常に奥深いキーワードです。
「七十二候」とは、古代中国で生まれた暦(こよみ)の一つです。日本でも古くから使われてきました。
まず、1年を24等分したものを「二十四節気」(立春、夏至、秋分など)と呼びます。そして、その二十四節気を、さらに約5日ごとに「初候・次候・末候」の3つに細かく分けたもの、それが「七十二候」です。
例えば、「温風至(あつかぜいたる)」(熱い風が吹き始める頃)や、「菊花開(きくのはなひらく)」(菊の花が咲き始める頃)というように、気候の変化や動植物の様子を非常に繊細に表しています。
本作のタイトルが『七十二候ノ国』であること。これは、この国の文化や医療、そして桃香の「薬膳」が、この「七十二候」の考え方に深く根ざしていることを示していると考えられます。
つまり、桃香が作る薬膳料理は、単に体に良い食材を使っているだけではなく、「約5日ごと」に移り変わる季節の繊細なリズムや、その時期に旬を迎える食材に完璧に合わせた、究極の「季節の養生食」なのです。
後宮で起こるお妃様たちの体調不良は、この自然界の繊細なリズムからの「ズレ」が原因なのかもしれません。そして桃香は、「七十二候」に基づいた薬膳の力で、そのズレを優しく正していくのではないでしょうか。
このタイトルこそが、本作のグルメ描写に確かな説得力と奥深さを与えているのです。
美味しく癒される、極上の中華風ファンタジーを体験しませんか?
この記事では、漫画『七十二候ノ国の後宮薬膳医』の魅力をご紹介してきました。
- 可愛すぎる「もふもふ」たちによる、とびっきりの癒し。
- 読めば必ずお腹が空いてくる、本格的で美味しそうな「薬膳グルメ」の世界。
- 謎多き美青年との「契約結婚」から始まる、もどかしくも甘い「じれ甘ロマンス」。
- 「陶仙女」や「七十二候」といった、ユニークで奥深い世界観。
これらの魅力的な要素が絶妙なバランスで組み合わさり、読むと心も体もじんわりと温まるような、極上の中華風ファンタジーが織りなされています。
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