読むと元気になる!秘密の三つ子コメディ
「今をときめく若手人気芸人」「テレビで見ない日はないスーパー人気アイドル」「平凡な日常を愛する一般男子高校生」。
もし、この全く異なる世界に住む三人が、血の繋がった「三つ子」だったら?
そんなワクワクするような非日常設定と、心温まる日常(茶飯事)が絶妙に交錯するドタバタコメディが、今、漫画ファンの間で大きな話題を呼んでいます。
それが、秋田書店の『週刊少年チャンピオン』で大好評連載中の『まりも兄弟の茶飯事』(原作:蔵人幸明先生/漫画:イトノコ先生)です。
彼らはとある理由から、自分たちが兄弟であることを世間にひた隠しにしています。
この記事では、本作がなぜ読み切り掲載時から圧倒的な支持を集め、多くの読者の心を掴んで離さないのか、その魅力をキャラクター、ストーリー、そして作品の背景から徹底的に解剖します。
読めばきっと、あなたも「まりも兄弟」のファンになるはずです。
『まりも兄弟の茶飯事』の基本情報
まずは、作品の基本的なプロフィールを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
| 作品名 | まりも兄弟の茶飯事 |
| 原作 | 蔵人幸明 |
| 漫画 | イトノコ |
| 出版社 | 秋田書店 |
| 掲載誌 | 週刊少年チャンピオン |
| ジャンル | 少年マンガ、ギャグ・コメディー、日常 |
芸能人と一般人のドタバタ三つ子生活
本作の核となる設定は、非常にキャッチーです。
「スーパーアイドル×人気若手芸人×平凡男子高校生」
この三人が「三つ子」であるという、最高にアンバランスな組み合わせが物語の基盤となっています。
しかし、彼らには世間には言えない「秘密」があります。それは、トラブルを避けるために、三人が兄弟であることを隠して生活していること。
長男と次男が芸能界という特殊な世界にいるため、三男の平凡な高校生活は常に波乱万丈。この「秘密」が、彼らの日常(=茶飯事)を、予測不可能なドタBataコメディへと変えていきます。
平凡を望む三男・参吾の受難な日々
物語は主に、三つ子の末っ子である三男・参吾(さんご)の視点で進みます。
彼が望むのは、ただ一つ。「平凡な高校生活」を送ること。
しかし、彼には平凡とはあまりにもかけ離れた二人の兄がいます。一人は、若手人気芸人『苺(いちご)』として大ブレイク中の長男・壱吾。もう一人は、スーパー人気アイドルグループ『Ni・Go(にご)』のメンバーとして絶大な人気を誇る次男・弐吾。
見た目も性格も、なぜか髪の色さえも全く似ていない三つ子ですが、世間にはその関係をひた隠しにしています。
学校やアルバ…”とつぜん兄が学校に迎えに来てしまったり、兄の(秘)スキャンダルに巻き込まれたり…。
兄たちが巻き起こす大小さまざまな騒動に、参吾が「一般人」としてどう立ち向かい、どうやって三人の秘密を守り抜くのか。彼の苦労と受難に満ちた(しかし愛情あふれる)日々が、テンポの良いギャグと共に描かれていきます。
ギャグと「ほっこり」の絶妙な化学反応
本作の魅力は、単なる設定の面白さだけにとどまりません。読者レビューや作品の背景から見えてきた、本作が深く愛される4つの理由を解説します。
魅力その1:読者が熱望した「確かな面白さ」
本作は、2024年の『週刊少年チャンピオン』16号に読み切り作品として掲載されました。その反響は凄まじく、読者アンケートで圧倒的な支持を獲得。
通常、読み切りから連載化までは時間を置くことが多い中、本作は同年29号からという異例のスピードで新連載として凱旋しました。
これは、編集部が推したというよりも、「読者が熱狂的に支持し、連載の座を勝ち取った」作品であることの何よりの証拠です。その面白さは、連載開始前からすでに折り紙付きだったのです。
魅力その2:絶対的な信頼感に基づく「兄弟愛」
多くの読者レビューで、本作最大の魅力として挙げられているのが「三兄弟がとにかく仲良し」である点です。
「ほのぼの」「楽しい漫画」といった感想が並び、芸能界という設定から連想されがちな、兄弟間の嫉妬や確執といった「ギスギスした展開」が一切ないと断言されています。
個性も、置かれた環境もバラバラ。一見するとチグハグな三つ子ですが、その根底には「なんだかんだでお互いを想い合っている」という絶対的な信頼関係が存在します。
この「温かさ」と「安心感」こそが本作の醍醐味であり、読者は心から安心して彼らのドタバタ劇を「ほっこり」しながら楽しむことができるのです。
魅力その3:平凡? いいえ「最強の主人公・参吾」
三男の参吾は、あくまで「平凡な一般男子高校生」という設定です。彼自身も「自己肯定感が低い」ように描かれています。
しかし、読者の目から見ると、彼の「平凡」は完全な見せかけに過ぎません。
レビューでは、「実は一番すごい子」「努力の天才」「オールマイティで最高」と、彼を絶賛する声が溢れています。それもそのはず、彼は兄たちのピンチを救うためなら、「2日でプロレベルの演技力とツッコミ技術を完璧に仕上げる」といった、常人離れしたポテンシャルを(無自覚に)発揮してしまうのです。
兄二人が「生まれつきの天才」だとしたら、参吾は「あらゆる分野の天才に(努力で)なれてしまう」という、隠れた最強スペックの持ち主。
この「平凡を望むハイスペック主人公」が、兄たちのために無自覚に才能を爆発させてしまう瞬間こそが、本作のコメディと感動の源泉となっています。
魅力その4:「カワイイ絵柄」と「キレのあるギャグ」
本作の魅力を語る上で欠かせないのが、作画・イトノコ先生によるアートワークです。
読者からも「絵がカワイイです!」と絶賛される、丸みのあるキュートなキャラクターデザインは、見ているだけで癒されます。
しかし、その可愛い絵柄で展開されるのは、原作・蔵人幸明先生による「ところどころギャグが冴えてる」と評される、非常にテンポが良くキレのあるコメディです。
この「かわいい絵柄」と「シャープなギャグ」の組み合わせが、本作の独特な読後感を生み出しています。
個性が爆発! まりも三兄弟
本作の主役は、もちろんこの「全く似ていない」三つ子たちです。
長男・苺(いちご)
まりも兄弟の長男。若手人気芸人『苺』として活躍中。
職業柄か、兄弟の中でもムードメーカー的な存在であり、彼の言動が騒動の火種になることもしばしば。しかし、その裏ではきっと長男として弟二人を温かく見守っている(はずです)。
次男・弐吾(にご)
まりも兄弟の次男。『スーパー人気アイドル』として活躍しており、作中では『Ni・Go』と呼ばれています。
表の顔はクールな王子様タイプ。しかし、兄弟の前でだけ見せる素顔とのギャップが、物語に深みを与えます。
三男・参吾(さんご)
まりも兄弟の三男にして、本作の主人公。「平凡を求む一般男子高校生」です。
二人の兄が起こす騒動に振り回される「苦労人」であり、物語の鋭い「ツッコミ」役も担当します。しかしその実態は、前述の通り、兄たちのためならどんな無茶も(努力で)実現させてしまう、兄弟最強の「縁の下の力持ち」です。
もっと知りたい!『まりも兄弟』Q&A
Q1: この漫画は原作付きですか?
A:はい、原作付きの作品です。
『じゃあ、君の代わりに殺そうか?』などで知られる蔵人幸明(くらんど ゆきあき)先生が原作(ネーム)を担当し、『3組の幼なじみ』などを手掛けたイトノコ先生が作画を担当されています。
Q2: どんな人におすすめですか?
A:以下のような方に特におすすめです。
- 心が「ほっこり」する温かい物語が読みたい方
- 「ギスギスしない」仲良しな兄弟の物語(兄弟愛)が好きな方
- テンポの良いギャグや、キレのあるコメディで笑いたい方
- アイドルや芸人など、芸能界を舞台にした作品が好きな方
- 「かわいい」絵柄でとことん癒されたい方
Q3: 作者の先生はどんな作品を描いていますか?
A:お二方とも、非常に個性的なキャリアを持つ作家先生です。
原作:蔵人幸明先生
蔵人幸明先生は、実は『ドリィ キルキル』や『じゃあ、君の代わりに殺そうか?』といった、シリアスでハードなサスペンス・スリラー作品で高い評価を得ている名手です。そんな先生が本作のような「ほっこり兄弟コメディ」の原作を手掛けているというギャップこそが、本作の「冴えたギャグ」のキレ味の秘密と言えるでしょう。
漫画:イトノコ先生
イトノコ先生は、『3組の幼なじみ』などで知られています。読者レビューでも「カワイイ」と評される、温かみと安心感のあるキャラクターデザインが最大の特徴です。
Q4: 原作と作画の「ギャップ」が魅力と聞きました。
A:はい、それこそが本作の最大の「味」であり、隠れた見所です。
本作の面白さは、このお二方の「奇跡のタッグ」によって生まれています。
前述の通り、原作の蔵人先生は「シリアス・サスペンスの名手」。人間の緊張と緩和を知り尽くしたプロット作りが、本作の鋭いギャグとテンポの良い展開を支えています。
一方、作画のイトノコ先生は「キュートで温かい絵柄」が持ち味です。
もし蔵人先生のシリアスなプロットを、そのままシリアスな絵柄で描けば、全く別のダークな作品になっていたかもしれません。逆に、イトノコ先生の絵柄で、よくある日常コメディを描けば、ここまでの「ギャグのキレ」は生まれなかったでしょう。
「ハードな物語作りの名人」が生み出す鋭いギャグを、「カワイイ絵柄」が優しく包み込む。この「硬軟」の異色タッグこそが、「ただのほっこり系」でも「ただのギャグ漫画」でもない、唯一無二の読後感を生み出す化学反応の正体です。
さいごに:日常系コメディの新たな傑作
『まりも兄弟の茶飯事』は、「ドタバタ三つ子兄弟コメディ」というキャッチーな設定の裏に、読者が熱望した「確かな面白さ」と、何物にも代えがたい「兄弟の絆」を描いた、心温まる傑作です。
スリラーの名手である蔵人先生と、キュートな絵柄のイトノコ先生という異色の化学反応は、読む者を「ほっこり」とした優しい気持ちで満たしてくれます。
- 平凡な日常にちょっとした刺激と癒しが欲しい。
- とにかく笑って、温かい気持ちになりたい。
もしあなたがそう思っているなら、本作は最高の処方箋になるはずです。
まだ彼らの秘密の「茶飯事」に触れていない方は、ぜひこの機会に第1巻を手にとってみてください。秋田書店の公式サイトや各電子書籍ストアでは「試し読み」も可能です。
きっと、あなたも平凡とは程遠い「まりも兄弟」の日常の虜になることでしょう。


