戦国×メンヘラ=最強の地獄!?漫画『リア小姓』が描く「ガチ恋」の狂気に震えろ

リア小姓 1 恋愛
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  1. 戦国の世に「メンヘラ」という名の爆弾が落ちた
  2. 基本情報:『リア小姓』のスペック
  3. 作品概要:歴史の闇と現代の病が交差する場所
    1. 「小姓(こしょう)」という特異な身分
    2. 現代的「リアコ」概念の導入
    3. ジャンルの枠を超えた「怪作」
  4. あらすじ:愛と鮮血の戦国ラブ(?)ストーリー
  5. ここが凄い!『リア小姓』の底知れぬ魅力
    1. 1. 「戦国史」×「現代オタク用語」の奇跡的な化学反応
    2. 2. 息を呑むほど美しく、残酷な「画力」と演出
    3. 3. 共感と恐怖の狭間にある「心理描写」のリアリティ
    4. 4. 読者を飽きさせない「ジャンルレス」な展開と構成力
    5. 5. 主君(殿)と式の「究極の共依存」関係
  6. キャラクター紹介:狂気と美が同居する人物たち
    1. 暁 式(あかつき しき):愛のためなら修羅にもなる、戦国最強のメンヘラ小姓
    2. 殿様(とのさま):すべてを見透かす瞳を持つ、美しく残酷な絶対君主
    3. べる(先輩小姓):名前を奪われた哀れな先輩、あるいは式の理解者?
    4. その他の勢力
  7. Q&A:『リア小姓』についてもっと知りたい!
    1. Q. 原作小説や元ネタはあるの?
    2. Q. 読者層はどんな人? 男性向け? 女性向け?
    3. Q. 作者の羽山まなぶ先生ってどんな人?
    4. Q. アニメ化の予定はある?
    5. Q. 歴史に詳しくなくても楽しめる?
  8. さいごに:狂気の中に「純愛」を見る

戦国の世に「メンヘラ」という名の爆弾が落ちた

みなさんは、漫画を読んでいて「この作者、天才か、それとも狂気か?」と背筋がゾクゾクした経験はありますでしょうか。今、Web漫画界隈、とりわけ「サイコミ」というプラットフォームにおいて、そんな戦慄と興奮を同時に巻き起こしている作品があります。その名は『リア小姓』です。

タイトルを見て、「リア充な小姓の話? 歴史モノのほのぼのコメディかな?」と思った方、その認識は甘いと言わざるを得ません。このタイトルの「リア」は、アイドルのファン用語などで使われる「リアコ(リアルに恋している)」の「リア」。つまり、主君に対して忠誠心や信仰を超えた、現代的でドロドロとした「ガチ恋」をしてしまった小姓の物語なのです。

舞台は、明日をも知れぬ命のやり取りが日常である戦国時代。血で血を洗う乱世の中で、主君への愛をこじらせ、嫉妬に狂い、邪魔者を物理的に排除しようとする一人の美しい少年。「大好きって云わなきゃ殺す。」――そんなあまりにも衝撃的で、かつ現代の「メンヘラ」文化を象徴するようなキャッチコピーと共に世に放たれたこの作品は、連載開始直後から「世界観が独創的すぎる」「読者を困惑させるが、なぜか読む手が止まらない」とSNSを中心に大きな話題を呼んでいます。

著者はこれがデビュー作となる羽山まなぶ先生です。新人離れした圧倒的な画力と、あの安野モヨコ先生も推薦文を寄せるほどの強烈な作家性で、またたく間に読者の心を掴み、沼へと引きずり込みました。戦国時代の「衆道(男色)」という歴史的背景をベースにしつつ、そこに現代の「推し活」「同担拒否」「ヤンデレ」といった概念を悪魔合体させた本作は、まさに前代未聞のエンターテインメントと言えるでしょう。

本レポートでは、この『リア小姓』がいかにして読者の脳髄を刺激し、熱狂的なファンを生み出しているのか。その魅力と狂気、そして作品の裏に隠されたテーマを、ネタバレに配慮しつつ余すところなく徹底的に解説していきます。単なる漫画紹介にとどまらず、戦国時代の小姓制度や現代の推し文化との比較を交えながら、詳細な分析をお届けします。どうぞ、狂気と愛が交錯する『リア小姓』の奥深い世界へお付き合いください。

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基本情報:『リア小姓』のスペック

まずは、本作の基本的な情報を整理しておきましょう。本作はまだ巻数が少なく、これから爆発的なヒットが予想される「青田買い」必須の作品です。基本スペックを押さえておくことで、作品の立ち位置がより明確に見えてきます。

以下の表に、現時点で判明している書誌情報や連載情報をまとめました。

項目内容
作品名リア小姓(りあこしょう)
著者羽山まなぶ
掲載媒体サイコミ
出版社小学館(電子書籍版など) / Cygames
ジャンル歴史 / ラブコメ(?) / サスペンス / メンヘラ / ヤンデレ
連載開始2025年6月27日
更新頻度毎週金曜日更新
キーワード戦国時代、小姓、衆道、リアコ、下克上、推し活、流血
特記事項安野モヨコ氏推薦 / 「次にくる」予感の話題作

特に注目すべきは、本作がCygamesが運営するマンガアプリ「サイコミ」の連載作品でありながら、小学館から電子書籍が発売されているという点です。これはサイコミ作品のメディア展開の広さを示しており、今後さらなる認知拡大が見込まれます。また、著者の羽山まなぶ先生は、過去に『Mommy ~復讐の条件~』などの作品(作画担当など)に関わっていた情報もありますが、単独名義でのオリジナル連載としては本作が鮮烈なデビューとなるようです。

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作品概要:歴史の闇と現代の病が交差する場所

『リア小姓』は、一言で言えば「戦国時代を舞台に、主君にガチ恋した小姓が、愛ゆえに暴走する物語」です。しかし、この説明だけでは本作の持つ異様なエネルギーの半分も伝わりません。

「小姓(こしょう)」という特異な身分

まず、タイトルの「小姓」について深く理解する必要があります。歴史的に小姓とは、戦国武将の身の回りの世話(着替え、食事、警護など)をする少年武士のことを指します。彼らは将来の幹部候補生として英才教育を受けるエリートであり、同時に主君の「夜の相手」を務めることもありました。これを「衆道(しゅどう)」と呼び、戦国時代においては主従の絆を深める神聖な行為とも、あるいは出世のための手段とも捉えられていました。

現代的「リアコ」概念の導入

本作の画期的な点は、この歴史的な「衆道」の関係性に、現代のインターネットスラングである「リアコ(リアルに恋している)」や「メンヘラ(メンタルヘルスに問題を抱えるほど愛が重い)」という概念を強引かつ巧みに接合させたことにあります。

通常の歴史漫画であれば、小姓の忠誠心は「武士道」や「義」として描かれます。しかし、『リア小姓』の主人公・暁式(あかつき しき)の原動力は、そういった高潔なものではありません。「殿が好きすぎて辛い」「殿に近づく女(あるいは男)は全員殺す」「殿の視界には自分だけがいればいい」という、極めて個人的で、エゴイスティックで、現代的な承認欲求と独占欲に基づいています。

ジャンルの枠を超えた「怪作」

この作品をカテゴライズするのは非常に困難です。設定だけ見れば「BL(ボーイズラブ)」のようですが、描かれる感情は恋愛の甘さよりも、執着の苦しさや殺意の鋭さが勝っています。戦闘シーンでは臓物が飛び散るようなグロテスクな描写もあり、「サイコホラー」や「スプラッター」の側面も持ち合わせています。かと思えば、主人公の脳内で繰り広げられる乙女チックな妄想は完全に「ギャグ」であり、読者は恐怖と笑いの間で感情のジェットコースターに乗せられることになります。

サイコミの特集ページでも「戦国の世に、メンヘラ小姓、爆誕。」と銘打たれており、公式がその「混ぜるな危険」な世界観を全面的に押し出している点が特徴です。

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あらすじ:愛と鮮血の戦国ラブ(?)ストーリー

物語の舞台は、群雄割拠の戦国時代。主人公は、とある有力な戦国武将(殿)に仕える若き小姓、暁 式(あかつき しき)です。

式は、誰もが振り返るような美しい容姿を持ち、武芸にも秀で、教養もある完璧な小姓に見えます。しかし、彼の内面はひとつの巨大な感情によって支配されていました。それは、主君である殿への、常軌を逸した「愛」です。

「殿のためなら死ねる」というのは、戦国の世では美徳とされる忠義です。しかし式の場合、それは「殿のためなら(邪魔者を)殺せる」「殿が自分以外を愛でるなら、その対象を消し去る」という方向へ歪んでいます。彼の愛は、献身ではなく所有、忠誠ではなく執着なのです。

物語は、式が殿の寵愛を一身に受けるため、日々奮闘(という名の暗躍)をする姿を描きます。

ある時、殿の元に政略結婚の話が持ち上がれば、式はその姫君に対して激しい嫉妬を燃やします。またある時は、敵国の武将が殿の命を狙って襲来します。式にとってそれは「殿を守る危機」であると同時に、「殿にかっこいいところを見せるチャンス」であり、さらには「殿に近づく不届き者を合法的に惨殺できる機会」でもあります。

式は、殿の前に立ちはだかる敵を、時には鮮やかに、時には猟奇的に排除していきます。「大好きって云わなきゃ殺す」という思考回路は、敵に対してだけでなく、時には殿の周囲の人間、あまつさえ殿自身に向けられるような危うささえ孕んでいます。

一方、式が崇拝する「殿」もまた、一筋縄ではいかない人物です。彼は式の異常なまでの執着を知ってか知らずか、常に妖艶な笑みを浮かべ、式を試すような無理難題を押し付けたり、他の家臣を可愛がって見せたりします。殿にとって式は忠実な犬なのか、愛すべき玩具なのか、それとも唯一無二の恋人なのか。その真意が見えないことが、式の焦燥感を煽り、物語の狂気を加速させていきます。

戦場での血なまぐさい戦闘と、小姓部屋でのドロドロした嫉妬劇。この二つが交錯し、物語は予測不能な方向へと転がっていきます。式のアプローチは殿に届くのか? それとも、その重すぎる愛ゆえに破滅を迎えるのか? 読む者の倫理観を揺さぶる、愛と狂気の戦国絵巻がここに幕を開けます。

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ここが凄い!『リア小姓』の底知れぬ魅力

『リア小姓』が単なる「イロモノ」で終わらず、多くの読者を熱狂させているのには理由があります。ここでは、本作の魅力を5つのポイントに分けて徹底解剖します。

1. 「戦国史」×「現代オタク用語」の奇跡的な化学反応

本作の最大の発明であり、最大の魅力は、戦国時代の価値観を現代のオタク用語・メンヘラ用語で再定義した点にあります。

考えてみれば、戦国時代の「主君への絶対忠誠」「命を捧げる覚悟」は、現代における「推しへの重すぎる愛」「リアコ」と構造が非常に似ています。作者の羽山まなぶ先生は、この類似性に着目し、「殿への忠義」を「ガチ恋」として描くことで、歴史漫画に新しいレイヤーを加えました。

作中では、髷(まげ)を結った武士たちが、真剣な顔で現代的な「嫉妬」や「独占欲」を剥き出しにします。このギャップがシュールな笑いを生むと同時に、「人間の本質的な感情は、時代が変わっても変わらないのではないか」という妙な説得力を読者に与えます。「推し」のために生き、「推し」のために死ぬ。その極致が戦国時代にあったのだと気づかされるのです。

2. 息を呑むほど美しく、残酷な「画力」と演出

新人作家のデビュー作とは到底信じられないほど、画力が完成されています。

特にキャラクターの表情描写は圧巻です。主人公・式の、殿を見つめる時のとろけるような「恍惚の表情」と、敵や恋敵に向ける冷え切った「殺意の目」。この高低差が、読者の背筋を凍らせます。

また、本作は暴力描写においても一切の妥協がありません。刀で斬れば血が噴き出し、人体は断面を晒します。内臓が飛び出るようなグロテスクな描写さえも、式の歪んだ愛のフィルターを通すことで、一種の退廃的な美しさ(耽美)へと昇華されています。この「グロかわいい」「残酷なのに美しい」という独自のアートスタイルは、安野モヨコ先生のようなベテラン作家をも唸らせるクオリティであり、本作を単なるギャグ漫画の枠から押し上げています。

3. 共感と恐怖の狭間にある「心理描写」のリアリティ

主人公・式の思考回路は極端でクレイジーですが、その根底にある感情は、恋愛をしたことがある人間なら誰もが一度は抱いたことのあるものです。

「自分だけを見てほしい」「あの子と親しげに話さないでほしい」「私のことを一番に考えてほしい」。こういった普遍的な独占欲や嫉妬心が、戦国時代という「暴力が肯定される世界」でリミッターを外された結果、殺戮へと繋がっています。

読者は、式の狂った行動にドン引きしつつも、どこかで「その気持ち、わからなくもない…」と共感してしまう瞬間があります。この「共感してはいけないのに共感してしまう」という背徳感が、作品への没入感を高めます。まさに「リアコ」経験者や、推し活に情熱を注ぐ層の心の闇に深く刺さる作品なのです。

4. 読者を飽きさせない「ジャンルレス」な展開と構成力

『リア小姓』は、読むたびに表情を変える作品です。

ある回では、史実に基づいたような重厚な合戦シーンが描かれ、手に汗握るアクション漫画として楽しめます。次の回では、式が殿の些細な言動に一喜一憂するラブコメ(?)が展開されます。そしてまた次の回では、ライバルを罠に嵌めるドロドロのサスペンスが始まります。

シリアスとギャグ、萌えとグロ、愛と憎しみが高速で切り替わる展開は、まるでジェットコースター。読者は「次はどうなるんだ?」「この情緒不安定さがクセになる」と、ページをめくる手が止まらなくなります。この構成力の高さこそが、羽山まなぶ先生が「鬼才」と呼ばれる所以でしょう。

5. 主君(殿)と式の「究極の共依存」関係

式が一方的に愛を叫んでいるように見えて、実は殿の方も式を必要としているのではないか? という関係性の妙も魅力の一つです。

殿は美しく、カリスマ性があり、残酷です。彼は式の暴走を諌めるどころか、それを楽しんでいるような節さえあります。式の愛が重ければ重いほど、殿の輝きが増していく。この二人の関係は、健全な主従関係とは程遠いですが、それゆえに強烈な引力を放っています。

「男運も女運も悪い」と評される殿が、なぜ式のような危険な小姓を側に置くのか。その理由が明かされる時、物語はさらなる深みへと到達するでしょう。

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キャラクター紹介:狂気と美が同居する人物たち

『リア小姓』の物語を彩る、個性的すぎるキャラクターたちを紹介します。彼らの歪んだ関係性こそが、本作の真骨頂です。

暁 式(あかつき しき):愛のためなら修羅にもなる、戦国最強のメンヘラ小姓

本作の主人公。主君である殿に仕える小姓(こしょう)。黒髪の美少年で、一見すると健気で忠実な家臣ですが、その内面は殿への愛でドロドロに煮詰まっています。

「小姓」という立場を最大限に利用して殿の身の回りの世話を焼き、物理的にも精神的にも殿に近づく者を排除しようとします。現代で言う「同担拒否(同じ人を好きなファンは敵)」の過激派であり、恋路を邪魔する敵には容赦なく刃を向けます。

戦闘能力は非常に高く、殿を守るためなら鬼神のような強さを発揮しますが、殿に褒められると一瞬で乙女に戻るというギャップの持ち主。1巻と最新話で髪型や顔つきが若干変化しているという指摘もあり、彼の成長(あるいは闇落ち)の過程も注目のポイントです。

殿様(とのさま):すべてを見透かす瞳を持つ、美しく残酷な絶対君主

式が崇拝し、命を懸けて恋い焦がれる主君。名前については作中で徐々に明かされていく要素もありますが、家臣たちからは絶対的なカリスマとして畏怖され、崇められています。

非常に美形であり、男女問わず人を惹きつける魔性の魅力を持っています。小姓である式を可愛がっていますが、それがペットとしての愛玩なのか、それとも一人の人間としての興味なのか、あるいは特別な恋愛感情があるのかは完全には読めません。式の異常な行動を黙認し、時には面白がるような残酷さも持ち合わせており、物語の「ラスボス」的な存在感も放っています。「男運も女運も悪い」というコメントもあり、彼自身もまた孤独や業を抱えていることが示唆されています。

べる(先輩小姓):名前を奪われた哀れな先輩、あるいは式の理解者?

式と同じく殿に仕える小姓の一人。もともとは別の名前があったようですが、作中の展開により「べる」という名前(呼び名)になってしまった経緯があるようです。

式のような異常な執着心は持っていない「常識人」枠である可能性がありますが、この狂った城の中で常識人が生き残るのは至難の業。式との関係性がどう変化していくのか、彼が式の暴走を止めるストッパーになるのか、それとも巻き込まれて酷い目に遭うのか、サブキャラクターとしての動向が見逃せません。読者のレビューでは「先輩、客が彼女のコンプレックスを溶かしていく」といった断片的な情報もあり、彼にもドラマが用意されていることが伺えます。

その他の勢力

物語には、織田信長や森蘭丸といった実在の有名武将を想起させるキャラクターや、オリジナルの敵将、殿の正室候補となる姫君などが登場します。

彼らは基本的に、式にとっては「排除すべき障害(害虫)」として認識されます。特に「森蘭丸」のような史実における「寵愛された小姓」のポジションにいるキャラクターが登場した場合、式がどのような嫉妬と殺意を向けるのかは、歴史ファンにとっても見どころの一つと言えるでしょう。

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Q&A:『リア小姓』についてもっと知りたい!

これから読み始める方、気になっている方のために、よくある疑問をQ&A形式で詳しくまとめました。

Q. 原作小説や元ネタはあるの?

A. いいえ、羽山まなぶ先生による完全オリジナル漫画作品です。

『リア小姓』は、小説家になろう等の投稿サイト発のコミカライズではなく、サイコミ連載のオリジナル作品です。そのため、先の展開を知る術はなく、毎週金曜日の更新をハラハラしながら待つしかありません。原作既読勢からのネタバレにおびえることなく、全員が同じラインで衝撃を味わえるのがオリジナル作品の醍醐味です。

Q. 読者層はどんな人? 男性向け? 女性向け?

A. 性別問わず、刺激を求めるすべての読者におすすめです。

掲載媒体のサイコミは少年・青年漫画のラインナップが豊富ですが、本作はその絵柄の美しさや関係性の描写から、女性読者からの支持も非常に厚いようです。「BL的な関係性(ブロマンス以上)」を楽しむ層、「歴史サスペンス」を楽しむ層、「サイコホラー」を楽しむ層など、多角的な楽しみ方ができます。一見女性向けに見えるかもしれませんが、容赦のないバイオレンス描写や戦略的な戦闘シーンは、男性読者をも唸らせる迫力があります。

Q. 作者の羽山まなぶ先生ってどんな人?

A. 本作が衝撃のデビュー作となる、正体不明の大型新人です。

羽山まなぶ先生については、本作が初の連載作品であること以外、多くのプロフィールが謎に包まれています。しかし、第1作目にしてこの圧倒的な画力と構成力、そして『ハッピー・マニア』などで知られる安野モヨコ先生から推薦帯を寄稿されるなど、業界内での注目度は既にトップクラスです。過去に『Mommy』などの作品に関わっていた形跡もありますが、その才能が本作で完全に開花したと言えるでしょう。まさに「鬼才」の名にふさわしい新人です。

Q. アニメ化の予定はある?

A. 2025年12月現在、アニメ化の公式発表はありません。

現時点ではアニメ化に関する情報はありません。しかし、連載開始から日が浅いにもかかわらず、SNSでの話題性や電子書籍の売れ行きは好調のようです。この独創的な世界観とキャラクターの強さ、そして声優が演じ甲斐のありそうなセリフの数々は、アニメ映えすること間違いなしです。人気がさらに爆発すれば、将来的なアニメ化やドラマCD化などのメディアミックスの可能性も十分に考えられます。今のうちに原作を読んで、「古参ファン」としてアニメ化を待機するのが賢明でしょう。

Q. 歴史に詳しくなくても楽しめる?

A. 全く問題ありません! むしろ歴史を知らない方が驚けるかも?

戦国時代を舞台にしていますが、教科書的な歴史知識はほとんど必要ありません。あくまで「戦国という、命が軽い極限状況下での狂った恋愛エンタメ」として描かれているため、現代劇と同じ感覚でキャラクターに感情移入できます。「小姓とは何か」といった基本的な用語も作中で自然に理解できる作りになっています。もちろん、歴史好きなら「このシチュエーションは本能寺の変のオマージュか?」「この武将のモデルは誰だ?」と深読みして楽しむことも可能です。

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さいごに:狂気の中に「純愛」を見る

『リア小姓』は、タイトルや設定の奇抜さ、キャッチーな「メンヘラ」という言葉で注目されがちですが、その本質は「愛することの業(ごう)」を極限まで純化して描いた人間ドラマです。

「大好き」という言葉の裏にある独占欲、相手を想うがゆえの暴力性、自分を見てくれない焦燥感。現代社会では理性の皮を被って隠蔽されがちな、人間のドロドロとした感情の源泉を、戦国時代という「暴力が日常」のフィルターを通すことで、赤裸々に、そして美しく描き出しています。

主人公・式がとる行動は、現代の道徳的観点から見れば決して許されるものではありません。彼は殺人者であり、狂人です。しかし、なりふり構わず、自分の命さえ顧みず、ただ一人を愛し抜くその熱量には、不思議と胸を打つものがあります。私たちは、社会性を保つために「リアコ」的な感情を押し殺して生きていますが、式はそのタガを完全に外して生きています。その姿に、ある種のカタルシスと憧れを感じる読者も多いのではないでしょうか。

「普通」の恋愛漫画に飽きてしまった方、刺激的な物語を求めている方、そして何より「推しへの愛が重すぎて辛い」という経験がある方。ぜひ『リア小姓』を読んでみてください。そこには、あなたの心の叫びを代弁してくれる(かもしれない)、美しくも狂った世界が広がっています。

「大好きって云わなきゃ殺す。」

この言葉の意味を知った時、きっとあなたも式の狂気(あい)に囚われるはずです。

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