『ギルデッド・セブン』徹底紹介!リンカーンがタイムスリップして最強の復讐鬼に?

ギルデッド・セブン 漫画 タイムスリップ・タイムリープ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

はじめに:歴史のIFと無法の西部が交錯する物語

「もし、あのリンカーン大統領が暗殺されず、斧を振るう最強の復讐鬼として蘇ったら?」

この衝撃的な問いかけから始まる物語が、今回ご紹介する『ギルデッド・セブン』です。作者は、ハードボイルドSFアクション『ノー・ガンズ・ライフ』で知られる実力派、カラスマタスク先生。

物語の舞台は、法も秩序もまだ確立されていない19世紀アメリカの西部開拓時代。現代からタイムスリップしてしまった敏腕特殊部隊隊員と、彼が捕らえたはずの6人の凶悪犯罪者たち。そして、歴史の闇に消えたはずのエイブラハム・リンカーン。この三者が無法の荒野で交錯する時、誰も見たことのない壮絶なサバイバルバトルが幕を開けます。

本作は単なるタイムスリップものではありません。歴史の「もしも」を大胆に描き出す歴史改変フィクションであり、血と硝煙の匂いが立ち込める西部劇であり、そして現代兵器と過去の暴力が激突する超絶バトルアクションです。

この記事では、そんな前代未聞のアクション大作『ギルデッド・セブン』の魅力を、あらすじからキャラクター、そして物語の奥深さまで、徹底的に解剖していきます。この記事を読み終える頃には、あなたもこの混沌とした世界の虜になっているはずです。

スポンサーリンク

基本情報:『ギルデッド・セブン』の世界へようこそ

まずは本作の基本情報を表でご紹介します。この一枚の設計図を手に、物語の世界へ足を踏み入れてみましょう。

項目内容
作品名ギルデッド・セブン
作者カラスマタスク
出版社コアミックス
掲載誌月刊コミックゼノン
ジャンル青年マンガ、バトル・アクション、歴史

『月刊コミックゼノン』は、『終末のワルキューレ』など、骨太で個性的なアクション作品を多く輩出している雑誌です。その中でも本作は、歴史という重厚なテーマと過激なバイオレンスアクションを融合させた、まさに同誌の真骨頂とも言える作品と言えるでしょう。

スポンサーリンク

作品概要:前代未聞のアクション大作がここに誕生

『ギルデッド・セブン』は、一言で表すならば「超弩級の歴史改変バイオレンス・アクション」です。現代の法と正義を象徴する警察官と、歴史上の偉人がタッグを組み、現代の技術と知識を持つ最悪の犯罪者集団を、19世紀の無法地帯で追い詰めるという、まさに前代未聞のプロットが展開されます。

この壮大な物語を紡ぐのは、アニメ化もされた人気作『ノー・ガンズ・ライフ』で、緻密な世界観とハードなアクションを描き切ったカラスマタスク先生です。その確かな画力と構成力は本作でも遺憾なく発揮されており、読者を一気に物語の世界へと引き込みます。

主人公の警察官が持つ現代の常識や正義感は、暴力が全てを支配する西部開拓時代では通用しません。そこで彼の相棒となるのが、法を創り国を導いたはずのリンカーン大統領。しかし、彼もまた歴史の表舞台から姿を消し、個人的な「復讐」に身を焦がす一人の男として存在しています。

正義と復讐。相容れないはずの二人が手を組む時、歴史の歯車は大きく狂い始めます。これは単なる勧善懲悪の物語ではなく、極限状況に置かれた人間たちの信念がぶつかり合う、重厚な人間ドラマでもあるのです。

スポンサーリンク

あらすじ:法なき時代に放たれた現代の凶悪犯たち

物語は現代のアメリカから始まります。主人公のケイゴ・ウエストウッドは、ベアルート市警察の特殊部隊に所属する凄腕の隊員。その「正しいと思ったら突き進む突破力」から、「弾丸(ブレッド)」の異名で知られています。彼は大規模な作戦の末、メキシコ系巨大犯罪組織「ラ・ヨローナ」の幹部6名を一斉に検挙することに成功します。

しかし、任務完了の直後、事態は急転します。「噴火したら人類滅亡」とまで言われるイエローストーン国立公園の超巨大火山が大噴火を起こすのです。大地は裂け、ケイゴは捕らえたばかりの凶悪犯たちと共に、時空の裂け目へと飲み込まれてしまいます。

彼が次に目を覚ました場所は、1865年のアメリカ西部。そこは法も秩序も存在しない、力こそが正義の無法地帯(フロンティア)でした。状況が飲み込めず呆然とするケイゴの前に、信じられない人物が現れます。それは、フォード劇場で暗殺されたはずの第16代アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンその人でした。

しかし、彼の姿は我々の知る「偉人」のそれではありませんでした。暗殺の魔の手を逃れ、何らかの理由で生き永らえた彼は、巨大な斧を手に復讐を誓う「復讐鬼」と化していたのです。

こうして、現代の正義を信じる警察官ケイゴと、過去の復讐に燃える大統領リンカーンの奇妙なバディが誕生します。彼らの目的はただ一つ。同じく過去へ飛ばされ、この無法地帯に解き放たれてしまった6人の大罪人「ギルデッド・セブン」を狩り尽くすこと。

しかし、物語は単純な追跡劇では終わりません。第2巻以降、ケイゴと同じく過去に飛ばされた政府直属組織「西部解放機構」のキャサリン・アンダーソンが登場。犯罪組織「ラ・ヨローナ」、政府組織「西部解放機構」、そして「リンカーン&ケイゴ」の三勢力が入り乱れる、予測不能の三つ巴の戦いへと発展していきます。物語は始まったばかりにもかかわらず、そのスケールを加速度的に拡大させ、読者を息もつかせぬ展開で翻弄するのです。

スポンサーリンク

魅力、特徴:読者を虜にする3つのポイント

本作が多くの漫画ファンを惹きつけてやまない理由は、大きく分けて3つあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。

1. 衝撃のIF史実「復讐者リンカーン」という発明

本作最大の魅力は、何と言っても「復讐鬼と化したリンカーン」という、あまりにも大胆で独創的なキャラクター設定です。歴史上、「奴隷解放の父」として最も高潔な指導者の一人とされるリンカーンが、本作では巨大な両刃斧を軽々と振り回し、敵を情け容赦なく叩き潰す最強の戦士として描かれます。

この歴史上の人物像を根底から覆すキャラクター造形は、読者に強烈なインパクトを与えます。なぜ彼は生きているのか? なぜ復讐を誓うのか? その圧倒的な戦闘能力の源は何か? これらの謎が物語の強力な推進力となり、ページをめくる手を止めさせません。単なる歴史上の人物の客演ではなく、物語の核として再構築されたリンカーンの存在こそが、『ギルデッド・セブン』を唯一無二の作品たらしめているのです。

2. カラスマタスク先生が描く「ジョジョ」の遺伝子

カラスマタスク先生の描く、濃密で力強いアートスタイルも本作の大きな魅力です。読者レビューの中には「ジョジョっぽい絵」という感想が見られますが、それもそのはず、先生は『ジョジョの奇妙な冒険』の公式スピンオフ作品『クレイジー・Dの悪霊的失恋』の作画を担当した経歴を持つのです。

その経験に裏打ちされた画力は、本作でさらに進化を遂げています。筋肉の躍動、骨が砕ける衝撃、血飛沫の生々しさ。キャラクターたちが繰り出すダイナミックでありながらもどこかスタイリッシュなポージングや、陰影を強調した劇画タッチの画風は、まさに世界的な人気を誇る『ジョジョ』シリーズの持つ「遺伝子」を感じさせます。この圧倒的な画力によって描かれるバトルシーンは、一コマ一コマが見開きページのような迫力と芸術性を持ち、読者のアドレナリンを最高潮にまで高めてくれます。

3. 「現代の正義」と「無法の時代」の衝突が生む物語

本作の面白さは、派手なアクションだけではありません。その根底には、「正義とは何か」という普遍的かつ重厚なテーマが流れています。

主人公のケイゴは、法と秩序に守られた現代社会の警察官です。彼の行動原理は、法の下の正義。しかし、彼が放り込まれた19世紀の西部は、力が全てを支配する無法地帯。そこでは、彼の信じる「正義」はあまりにも無力です。

一方、彼の相棒となるリンカーンは、かつて法を創り、国を一つにまとめ上げた人物。その彼が、法を捨てて個人の復讐に走るという皮肉。そして敵となる犯罪者たちは、現代社会ですら法を無視してきた存在であり、この無法の時代にこそ、その凶悪性を最大限に発揮します。

法を信じる者、法を捨てた者、法を持たぬ者。それぞれの正義と信念が、極限の状況下で激しくぶつかり合います。この哲学的な問いかけが物語に深みを与え、『ギルデッド・セブン』を単なるアクション漫画の枠を超えた、読み応えのある人間ドラマへと昇華させているのです。

スポンサーリンク

見どころ、名場面、名言:魂を揺さぶる瞬間

物語の序盤から、読者の心を鷲掴みにする名場面が数多く存在します。

まず特筆すべきは、リンカーンの登場シーンです。歴史の教科書で見た穏やかな肖像とは似ても似つかぬ、巨大な斧を携えた歴戦の戦士としての登場は、この物語が普通の歴史ものではないことを読者に叩きつける、衝撃的な名場面と言えるでしょう。

また、カラスマタスク先生の真骨頂であるバトルシーンは全てが見どころです。特に、敵幹部の一人である「継ぎ接ぎのマクレガー」との戦いは圧巻です。彼が身にまとう、これまで狩ってきたインディアンたちの顔の皮で作られた「肌着」というグロテスクなビジュアルと、リンカーンが繰り出す人間離れした戦闘描写の組み合わせは、本作の持つバイオレンスとケレン味を象徴しています。

さらに、第2巻で対峙する麻薬王ブッチ・ブロンコは、薬物によって相手の攻撃を全て見切るという特殊能力の持ち主。力と力のぶつかり合いだけでなく、こうした特殊能力を持つ敵との知略を巡らせた戦いも、本作の大きな見どころの一つです。

セリフに関しても、リンカーンが復讐を口にする際の静かな怒りに満ちた言葉や、ケイゴが自らの正義と目の前の現実との間で葛藤するモノローグなど、キャラクターの心情を深く掘り下げる印象的なものが多く、物語に一層の深みを与えています。

スポンサーリンク

主要キャラクターの紹介:この物語を彩る重要人物

この混沌とした物語を動かす、魅力的なキャラクターたちをご紹介します。

ケイゴ・ウエストウッド (Keigo Westwood)

本作の主人公であり、読者の視点となる人物。現代アメリカの特殊部隊隊員で、「弾丸(ブレッド)」の異名を持つ。卓越した戦闘技術と強い正義感を持ち合わせていますが、タイムスリップした先の無法地帯で、自身の信じる「法」の無力さに直面し、苦悩することになります。彼の成長と葛藤が、物語の縦軸の一つです。

エイブラハム・リンカーン (Abraham Lincoln)

歴史上、暗殺されたはずの第16代アメリカ合衆国大統領。しかし本作では、何らかの理由で生き延び、復讐のために戦う超人的な戦士として登場します。その圧倒的なパワーと謎に包まれた過去は、物語最大のミステリーであり、最も予測不可能な存在です。

ギルデッド・セブン(大罪人たち) (The Gilded Seven)

ケイゴと共に過去へ飛ばされた、犯罪組織「ラ・ヨローナ」の幹部6名と、そのボスを指す総称。それぞれが現代の犯罪におけるスペシャリストであり、その知識と技術を19世紀の世界で悪用します。麻薬によって未来予知のような能力を得た麻薬王ブッチ・ブロンコなど、一筋縄ではいかない強敵たちがケイゴたちの前に立ちはだかります。

キャサリン・アンダーソン (Catherine Anderson)

物語が進行する中で登場する謎の女性。彼女もまたケイゴと同じく未来から来た人間であり、「西部解放機構」という政府直属の組織に所属しています。彼女の登場により、このタイムスリップ事件がケイゴたちだけの偶然ではなかったことが示唆されます。果たして彼女は敵か、味方か。その存在が物語に新たなサスペンスをもたらします。

スポンサーリンク

Q&A:『ギルデッド・セブン』をもっと深く知る

さらに本作を楽しむための、いくつかの質問にお答えします。

Q1: この漫画に原作はありますか?

いいえ、本作はカラスマタスク先生による完全オリジナル作品です。小説やゲームなどの原作は存在しません。そのため、この先に何が待ち受けているのか、誰にも予測できないというスリルを存分に味わうことができます。

Q2: どんな読者におすすめですか?

『ノー・ガンズ・ライフ』のようなハードな青年向けアクション漫画が好きな方には間違いなくおすすめです。また、『ジョジョの奇妙な冒険』のような、スタイリッシュで独創的なバトル表現が好きな読者も、きっと満足できるでしょう。さらに、西部劇、SF、歴史フィクションといったジャンルを大胆に融合させた物語に興味がある方にとっても、これ以上ない刺激的な一作となるはずです。

Q3: 作者のカラスマタスク先生はどんな方ですか?

カラスマタスク先生は、2006年にデビューした日本の漫画家です。代表作は、全13巻で完結し、テレビアニメ化もされたSFハードボイルド作品『ノー・ガンズ・ライフ』です。また、荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』から派生した公式スピンオフ作品『クレイジー・Dの悪霊的失恋』の作画を担当したことでも知られ、その高い画力と表現力は業界内外から高く評価されています 1

Q4: なぜリンカーンが相棒なのですか?歴史改変ものとの違いは?

本作が他の歴史改変ものと一線を画すのは、リンカーンという人物と1865年という時代設定が、単なる舞台装置ではなく、物語のテーマそのものと深く結びついている点にあります。

1865年は、南北戦争が終結し、リンカーンが暗殺された、アメリカ史における極めて重要な転換点です 2。国は一つになったものの、その内側には凄まじい暴力と混乱、そして深い傷跡が残っていました。本作は、そのリンカーンが「もしも生きていたら」というIFを描くことで、アメリカという国家が内包する暴力性や、法による統治の脆さといったテーマに切り込んでいます。

国を法の下に統一しようとした偉人が、その法を捨てて個人の「復讐鬼」と化す。これは、リンカーン個人の物語であると同時に、秩序が崩壊した時代の混沌そのものを象徴しているのです。リンカーンは単なる便利な相棒キャラクターではなく、この物語の根幹をなすテーマ「法と暴力、正義と復讐」を体現する存在として、必然的に選ばれたと言えるでしょう。

スポンサーリンク

さいごに:今すぐ、この熱狂を目撃せよ

ここまで、『ギルデッド・セブン』の魅力について語ってきました。

  • 「復讐鬼リンカーン」という衝撃的な設定
  • カラスマタスク先生が描く、世界レベルの超絶アクション
  • 三つの勢力が激突する、予測不能で重厚な物語

これら全てが融合し、かつてない読書体験を生み出しています。

法と理性が通用しない世界で繰り広げられる、血と硝煙のサバイバルバトル。ページをめくるたびに常識が覆され、アドレナリンが沸騰する。そんな漫画体験を求めているのなら、『ギルデッド・セブン』はあなたの期待を遥かに超える作品となるでしょう。

この熱狂を、ぜひその目で目撃してください。

Subscribe
Notify of

0 Comments
古い順
新着順 評価順
Inline Feedbacks
View all comments
0
コメント一覧へx
タイトルとURLをコピーしました