みなさんは「ギャップ萌え」ってお好きですか? 普段はクールな人の不意打ちの笑顔、強面な人の意外な優しさ……そう、私たちはいつだって「見かけによらない」何かに心を揺さぶられて生きています。今日ご紹介するのは、そんなギャップ萌えを極限まで詰め込み、さらに現代的な「動画配信」というスパイスを効かせた、今もっとも熱い注目作『うそつきトワイライト』です!
著者は、これまでにも数々の胸キュン作品を生み出してきたおおいま奏都先生です。表紙を一見すると「あれ? これって美少女アイドルの漫画?」と思うかもしれません。ツインテールが揺れる可愛い女の子が描かれていますからね。でも、その認識は半分正解で、半分は大きな間違いなんです。
この作品の主人公は、なんと「学校きっての最強ヤンキー男子」。なのに放課後は「フリフリ衣装の激カワ動画配信者(男の娘)」という、属性の満漢全席みたいなキャラクターなんです! 「えっ、どういうこと?」と混乱したそこのあなた、正常な反応です。そして、その混乱こそがこの作品の入り口。読み進めるうちに、主人公・朔(さく)くんの二面性に振り回され、ヒロインとのじれったい距離感に身悶えし、気づけば最新話の更新を正座待機することになるでしょう。
今回は、まだこの作品を知らない方、あるいは「気になってたけどまだ読んでない」という方のために、ネタバレを極力控えつつ、その魅力を余すところなく語り尽くしたいと思います。ピュアで、笑えて、時々切ない。そんなトワイライト(黄昏時)のような曖昧で美しい青春の1ページを、一緒にめくってみませんか?
基本情報
まずは、作品を手に取る前に押さえておきたい基本的なデータをまとめました。出版社や掲載誌を知ることで、作品の雰囲気もなんとなく掴めるかもしれません。
| 項目 | 内容 |
| 作品タイトル | うそつきトワイライト |
| 著者 | おおいま奏都 |
| 出版社 | 少年画報社 |
| 掲載誌・レーベル | 月刊ヤングキングアワーズGH / YKコミックス |
| ジャンル | ラブコメディ / 青年マンガ / 学園 / 男の娘 |
作品概要
『うそつきトワイライト』は、おおいま奏都先生による完全オリジナルストーリーの漫画作品です。掲載誌は『月刊ヤングキングアワーズGH』。青年誌ならではのしっかりとしたストーリー構成と、女性読者も親しみやすい可愛らしい絵柄が融合した、非常に読みやすいラブコメディとなっています。
本作のテーマはズバリ「秘密」と「ギャップ」です。SNSや動画サイトが当たり前になった現代において、「ネット上の自分」と「リアルの自分」を使い分けることは珍しくありません。しかし、本作の主人公はその使い分けのレベルが桁違い! なんといっても「喧嘩上等のヤンキー」と「愛され系妹キャラアイドル」を行き来するのですから。
この極端な二重生活をコミカルに描きつつ、その根底には「本当の自分を誰かに知ってほしい」「ありのままの自分を愛してほしい」という普遍的な欲求が流れています。ラブコメとしてのドキドキ感はもちろん、人間ドラマとしての深みも感じさせる、おおいま先生ならではの温かい作風が特徴です。
電子書籍サイトなどでは「男性向け」や「青年マンガ」にカテゴライズされることが多いですが、キラキラとした瞳の描き方や、繊細な感情描写は少女漫画や女性漫画ファンにも強く刺さる内容となっています。性別や年齢を問わず、「可愛いものが好き」「尊い関係性が好き」というすべての方に推奨したい作品です。
あらすじ
物語の主人公、朔(さく)は、とある高校に通う男子生徒。彼はただの高校生ではありません。鋭い目つき、荒っぽい言葉遣い、そして喧嘩の強さから、学校中から恐れられる「最強のヤンキー」として君臨しています。クラスメイトたちは彼と目を合わせるのすら怖がり、遠巻きにするばかり。
しかし、そんな彼には、学校の誰にも(もちろん先生にも!)言えない、とんでもない「裏の顔」がありました。
なんと彼は、実の姉と幼なじみの千星(ちせ)と共に活動する、大人気3人組動画投稿ユニット「手翼咲姉妹(てばさきしまいです)」のメンバーだったのです! しかも朔の担当は、フリフリのロリータファッションに身を包み、見事なツインテールをなびかせる「キュートな妹キャラ」。動画の中の彼は、カメラに向かってウインクを飛ばし、「みんな~! 大好きだよ~♡」と愛嬌を振りまく、正真正銘のアイドルなのです。
「学校では可愛さ封印! 男らしく生きるんだ!」
そう心に誓い、必死にヤンキーを演じる朔。しかし、そんな彼の平穏な二重生活を脅かす存在がいました。それが、クラスのクールビューティー・美月(みつき)です。
常に冷ややかな目で朔を見つめ、何かにつけて反発してくる美月。朔にとって彼女は、自分の正体を見透かしているのではないかと不安にさせる天敵であり、同時にその凛とした姿にどこか惹かれてしまう存在でもありました。
「あいつ、絶対俺のこと嫌いだよな……」
そう思っていた朔ですが、ある出来事をきっかけに、美月もまた「周囲には見せない素顔」や「人には言えない秘密」を抱えていることに気づき始めます。
「素顔を見せない」という共通点を持つ二人。反発しあいながらも、互いの秘密に触れることで少しずつ距離が縮まっていく……。
ヤンキー男子(中身はピュア)×クール女子(実は……?)が織りなす、嘘と秘密から始まる、予測不能のギャップ萌えピュアラブコメディ! 果たして朔は、自身の正体を隠し通すことができるのか? そして、美月の抱える秘密とは一体何なのか?
魅力、特徴
ここでは、『うそつきトワイライト』がなぜこれほどまでに読者の心を掴んで離さないのか、その理由を3つのポイントに絞って深掘りしていきましょう。
脳がバグる快感!最強のギャップ萌えキャラクター
本作最大の魅力は、なんといっても主人公・朔のキャラクター造形に尽きます。「ヤンキー」と「男の娘アイドル」。通常であれば交わることのない二つの属性を、一人の人間に同居させたアイデアが秀逸です。
漫画やアニメの世界では「実は優しいヤンキー」や「実は男の子な美少女」という設定は王道ですが、朔の場合はその振れ幅が尋常ではありません。学校で見せる「あぁん? 何見てんだ?」というドスの利いた声と威圧感。そして動画撮影時に見せる「えへへ、失敗しちゃった♡」というあざと可愛い仕草。この高低差は、もはやジェットコースターです。
読者は、朔がヤンキーとして振る舞えば振る舞うほど、「でもこの子、家帰ったらツインテールなんだよな……」という背徳感にも似たニヤニヤを感じてしまいます。逆に、アイドルとして可愛く振る舞っている時は、「中身はあの強面ヤンキーなのに!」というギャップに萌えずにはいられません。
さらに面白いのが、朔自身が「可愛いものが嫌いなわけではない」という点です。むしろ、ユニット活動には真剣に取り組んでおり、可愛く見せるための努力を惜しみません。なのに学校ではそれを隠さなければならない。この葛藤が生むコメディシーンは必見です。強面で睨みつけているつもりが、つい動画の癖でウインクしそうになったり、内股になりかけたり……。そんな朔の愛すべき不器用さが、読者の母性本能をくすぐりまくります。
「動画投稿」という現代的な舞台装置が生むリアリティ
本作のもう一つの特徴は、「動画投稿ユニット」という設定が物語の核になっている点です。現代の高校生にとって、SNSや動画配信は生活の一部。クラスメイトが実はインフルエンサーだった、なんて話も珍しくない時代です。
この設定が、物語に絶妙なリアリティと緊張感を与えています。「もし動画がバズって、学校の誰かにバレたらどうしよう?」「アンチコメントに傷つく」「フォロワー数に一喜一憂する」といった、現代ならではの悩みが描かれることで、ファンタジー色の強い設定でありながらも、読者はキャラクターたちに共感しやすくなっています。
また、ユニット名「手翼咲姉妹(てばさきしまいです)」のネーミングセンスも絶妙です。「手羽先」とかけているであろうコミカルさと、3人で力を合わせて羽ばたこうとするポジティブなイメージが同居しており、作品の明るい雰囲気を象徴しています。姉や幼なじみといった身内だけで活動しているという「アットホーム感」も、殺伐としがちなSNSの世界を描く上で、安心できる要素となっています。
じれったさが最高!「秘密」がつなぐピュアな恋
設定こそ奇抜ですが、本作の恋愛パートは驚くほど王道の「ピュアラブ」です。互いに素直になれない朔と美月。二人の間には「秘密」という壁があり、それが障害となると同時に、二人を繋ぐ特別な絆にもなっていきます。
「正体がバレたら嫌われるかもしれない」「本当の自分を見せるのが怖い」
そんな臆病な気持ちを抱えながらも、相手のふとした優しさや意外な一面に触れ、どうしようもなく惹かれていく……。この心理描写が本当にお見事なんです!
特に、美月が朔の「動画の中の姿(女装姿)」と「学校での姿(ヤンキー姿)」のそれぞれにどう反応するのか、その対比も見どころの一つ。もし美月が動画のファンだったら? あるいは逆にアンチだったら? そんな「もしも」の展開を想像しながら読むのも楽しいですし、実際に物語がどう転がっていくのか、ページをめくる手が止まらなくなります。
喧嘩ばかりしている二人が、ふとした瞬間に見せる赤面顔や、無自覚なデレ。これこそラブコメの醍醐味ですよね。『うそつきトワイライト』は、そんな胸キュン成分を過剰摂取できる、まさにラブコメの理想郷と言えるでしょう。
主要キャラクターの簡単な紹介
物語を彩る個性豊かなキャラクターたち。彼らの魅力的なキャッチコピーと共に、その人となりをご紹介します。
朔(さく):二つの顔を持つ最強のギャップ男子
「学校では狂犬、ネットでは天使!? 悩み多きハイブリッド・ヒーロー」
本作の主人公。鋭い三白眼と長身、そして喧嘩の強さで周囲を震え上がらせるヤンキー男子。しかしその正体は、動画投稿ユニット「手翼咲姉妹」のキュート担当。
動画ではフリフリの衣装とツインテールが似合いすぎる美少女に変身し、ファンを魅了しています。実は家族思いで真面目な性格。美月のことが気になりつつも、自分の正体がバレることを恐れて素直になれない、思春期真っ只中の男の子です。彼の「男としてのカッコよさ」と「アイドルとしての可愛さ」の振り幅に、あなたもきっと沼るはず。
美月(みつき):氷の瞳に秘密を宿すクールビューティー
「絶対零度の視線は誰のため? 鉄壁のガードを崩したいヒロイン」
朔のクラスメイト。整った顔立ちと冷ややかな雰囲気から「クールビューティー」として一目置かれています。常に冷静で、クラスでも浮き気味の朔に対して容赦ない言葉を浴びせることも。
しかし、彼女もまた人には言えない「裏の顔」や悩みを持っている様子。朔との関わりの中で見え隠れする、年相応の可愛らしい反応や、ふとした瞬間のデレ顔は破壊力抜群です。彼女が抱える秘密が明らかになった時、物語は大きく動き出します。
千星(ちせ):全てを知る幼なじみプロデューサー
「朔の可愛さは私が守る! 頼れる(?)幼なじみ兼共犯者」
朔の幼なじみであり、「手翼咲姉妹」のメンバー。朔のヤンキーとしての顔も、アイドルとしての顔も昔から知っている最大の理解者です。
朔の女装活動を面白がりつつも、彼がピンチの時には機転を利かせて助けてくれる頼もしい存在。朔と美月の関係を生暖かく見守っており、読者視点に近いポジションのキャラクターとも言えます。彼女のツッコミやサポートがないと、朔の二重生活は一日たりとも持たないでしょう。
朔の姉:カリスマ動画ユニットの司令塔
「弟の才能を見抜いた慧眼の持ち主! 愉快な手翼咲姉妹のリーダー」
朔、千星と共に活動するユニットの実質的なリーダー。朔を「男の娘」としてユニットに引き込んだ張本人(だと思われます)。
弟のポテンシャルを誰よりも信じており、彼を可愛くプロデュースすることに情熱を注いでいます。ヤンキーとして強がる弟をからかいながらも、家族としての愛情は深い、お茶目なお姉さんです。
Q&A
これから『うそつきトワイライト』を読み始めるにあたって、皆さんが気になりそうなポイントをQ&A形式でまとめてみました。
Q1: 原作の小説やアニメはあるの?
いいえ、本作におおもととなる原作小説などはなく、おおいま奏都先生による完全オリジナルの漫画作品です。なので、先の展開を知っている人は作者以外に存在しません! 全読者が同じタイミングでハラハラドキドキできる、リアルタイムで追う楽しさがあります。アニメ化については現時点では発表されていませんが、このキャラクターの可愛さと動きのあるストーリーはアニメ映え間違いなしなので、今後の人気次第では期待できるかもしれませんね!
Q2: どんな人に特におすすめ?
「可愛い男の子を見るのが好き!」という方はもちろん、「ヤンキー漫画が好きだけど、ドロドロした抗争よりは笑える方がいい」という方、「じれったいラブコメで胸を焦がしたい」という方に特におすすめです。また、絵柄が非常に綺麗で清潔感があるので、普段あまり青年誌の漫画を読まない女性読者の方にも自信を持っておすすめできます。カップルや夫婦で回し読みしても楽しめる、間口の広い作品です。
Q3: 作者のおおいま奏都先生ってどんな人?過去作は?
おおいま奏都(おおいま そうと)先生は、これまでにも「意外な組み合わせ」や「ピュアな恋愛」を描くことに定評がある実力派の作家さんです。
過去作の『隣に小悪魔ちゃん』では地味な小説家男子×派手なギャル、『犬飼いちゃんと猫飼い先生』では動物を通じた年の差恋愛など、一見接点がなさそうな二人が惹かれ合う様子を丁寧に、そして可愛らしく描いてこられました。
どの作品も読後感が非常に良く、キャラクターへの愛が溢れているのが特徴です。『うそつきトワイライト』でも、その「キャラ愛」の深さは健在。先生のファンはもちろん、今回初めて知るという方も、きっと先生の描く優しい世界観の虜になるはずです。
Q4: タイトル以外の略称や愛称はあるの?
SNSなどではまだ定まった略称は見かけませんが、タイトルの響きから「うそトワ」や、ユニット名から「手翼咲(てばさき)」といった呼び方が広まるかもしれませんね。検索する際は、まずは正式名称の『うそつきトワイライト』で探すのが確実です。これから人気が出るにつれて、ファンの間で可愛い愛称が定着していくのも楽しみの一つです。
さいごに
ここまで『うそつきトワイライト』の魅力を長文で熱く語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
「ヤンキー」×「男の娘」×「動画配信」。
一見するとイロモノに思えるかもしれないこの設定ですが、蓋を開けてみれば、そこにあるのは誰しもが共感できる「自分らしさ」への葛藤と、誰かを想う真っ直ぐな気持ちです。
朔くんの必死な姿に笑い、美月ちゃんの不器用な態度にキュンとし、千星ちゃんのサポートに感心する。読み終わった後には、きっと明日を生きる元気が湧いてくる、そんなビタミン剤のような漫画です。


